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【まとめサイトの話】「NAVERまとめ」の終了と、キュレーションサイトの害悪(前編)

先日、以下のニュースが報じられました。

その趣旨は、最古参のまとめサイトNAVERまとめ」が閉鎖というものです。

www.itmedia.co.jp(2020/7/1)

LINE傘下のネクストライブラリは7月1日、キュレーションサイトNAVERまとめ」のサービスを9月30日に終了すると発表した。

終了後は全てのまとめ記事を公開停止する。

 

新規アカウントの登録受け付けは7月31日に終了。

9月30日にまとめ記事の作成機能を停止し、下書きや非公開の記事も含め全ての記事を閲覧できないようにする。

同日から11月30日までの間は、投稿したまとめ記事をダウンロードできる機能を提供する。

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2007/01/news081.htmlより。改行・強調等は筆者によるもの)

 

一時期は検索上位に出没しまくった「NAVERまとめ」が、遂に閉鎖となりました。

これも時代の流れ…と言いますか、「よくここまで持たせたな」というのが率直な感想ですね。

 

NAVERまとめ」は、いわゆる「キュレーションサイト」と呼ばれる類のもの。

キュレーションサイトとは、簡単に言えば「自力で作り出したものではなく、ネットに転がる情報を切り貼りするだけで出来上がるサイト」のことです。

「ちょっと豪華なページのリンク集」くらいの立ち位置で、オリジナリティは非常に少ない。

 

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キュレーションサイトは、「情報の表層を掬い取るのには、そこそこ役立つサイト」です。

が、有益な面よりも害悪の話が目立ち、度々問題になるサイトでもあります。

 

キュレーションサイトで問題視されがちな点は、以下の3つ。

(1)記事・画像・動画などの無断転載。

(2)虚偽記載。デタラメ記事。

(3)見出し詐欺。

各項目について、詳しく見ていきましょう。

 

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(1)記事・画像・動画などの無断転載。

一言で表現すれば、「無断でパクる」ということです。盗用であり、著作権法違反。立派な犯罪です。

キュレーションサイトでは、この手の犯罪行為が非常に発生し易く、運営側も取り締まる気が無い場合が多い。泥棒を野放しにしている様なものです。

 

筆者も、記事を丸パクリされた経験があります。一言一句違わず完全コピペされ、記事制作者の名前が「記事を盗んだ者」の名に書き換えられていました。

当時の筆者は激怒。泥棒記事を掲載しているサイト運営会社に対し、「犯罪行為を是正してください」と連絡を入れましたが、何も反応がない。

仕方がないので、「警察沙汰にしようか?」と動き始めた時、サイトそのものが潰れて消えました。恐らく、筆者と同じ様な被害者が多かったのでしょう。警察沙汰になる前に、削除&逃亡したと思われます。

 

同様の話は、「NAVERまとめ」でも多数報告されています。パクリに関する運営の対応も疑問視され、当時のネットニュースで大きく報じられました。

www.itmedia.co.jp(2016/12/12)

www.asahi.com(2018/4/26)

 

著作権法を守った形での「引用」であれば、どんどんやっても構わないでしょう。

しかし、法律無視の盗用は、立派な犯罪。対策に消極的なサイト運営側も、半ば犯罪者みたいなものです。

この問題は、未だに解決していない。ネットが抱える根深い問題です。

 

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(2)虚偽記載。デタラメ記事。

根も葉もないデタラメを並べ、大問題になったキュレーションサイトがあります。

そのサイトの名はWELQ。大企業「DeNA」が過去に運営していた医療情報サイトです。

このサイトに関しては、当ブログ内にて複数回取り上げています。筆者も「モノカキの端くれ」として、かなり頭に来たことをよく覚えています。

www.makaranbox.com

 

WELQ問題の救いは、サイト運営者のDeNAさんが、真摯に謝罪・事後対応をされたという点。知らぬ存ぜぬで通さず、早期にサイト閉鎖や記者会見を実施し、問題の沈静化に本気で取り組んでいらっしゃいました。

 

なお、パクリのノウハウを考えた首謀者は、騒動発覚時からずっと海外に雲隠れしており、現在も行方知れず。一番の巨悪は闇の中という、どす黒い結果に。

 

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(3)見出し詐欺。

「政治家の汚職」「凶悪な犯罪」「芸能人のスキャンダル」等々、世間の目を引く話が出てきた時、キュレーションサイトの動きは早い。

「旬の話題を取り上げて、閲覧者の目を引こう」という心意気は良いのですが…その方法が汚いので問題になりがちです。

 

よくあるのは、「犯人の名前は?」「職業は?」「家族構成は?」といった、事件の詳細に迫る見出しを付けるのだが、結論は「マスコミが報道していないので分かりません」というものですね。

中身スッカラカンの見出し詐欺と言われています。

 

こういう見出しにすると、検索上位に入り易い。それを狙って、粗悪記事作成者は見出し詐欺を頻繁に行うのです。

この手の記事は、検索結果の質を落とす為、「検索ノイズ」とも呼ばれています。

 

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上記の様に、キュレーションサイトには害悪が目立ち、ネットユーザーの不評を買っています。

それでも、悪質記事を掲載する者は後を絶ちません。それはなぜか?

 

その理由は、単純明快です。「閲覧数を稼げば、金が儲かるから」です。

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キュレーションサイトの多くは、「アクセス数に応じて、記事作成者に広告収入が入る」という仕組みを講じています。

その為、質が悪かろうと何だろうと、パクリ(犯罪行為)であろうとなかろうと、とにかくアクセス数を稼げばOK…となりがち。

そういう考えの者が、キュレーションサイトの粗悪化を加速させるのです。

 

筆者は、キュレーションサイトの全てが害悪だとは考えていませんが、粗悪ユーザーがやたら多いのも事実。非常に困った問題です。

 

こういう粗悪ユーザーを駆逐するには、どうすればいいか?

その話は、次回記事にて。長くなるので、本日はここまでとさせてください。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

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