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【選挙の話】東京都民でなくとも、都知事選は見た方がいい

2020年7月5日は、東京都知事選の投開票日です。

告示(選挙活動の本格的なスタート)は、6月18日の木曜日。そこから約2週間、「日本最大の人口密集地帯である東京都」のトップを決める選挙戦が行われます。

www.tokyo-np.co.jp(2020/6/16)

 

今のところ分かっているのは、現職の小池氏を始め、複数の候補が立候補するらしい…ということ。

前回の都知事選で敗れた宇都宮氏、元国会議員である山本氏、熊本県の元副知事だった小野氏…等々、立候補を表明しているのは10名以上。

この中から、正式に選挙へ挑む方が何人いらっしゃるかは、現段階では分かりません。役所で立候補手続きを済ませ、立候補の為の供託金(都道府県知事選だと、300万円)を用意して、その後に正式立候補となります。

 

なお、供託金の300万円は、得票率など一定の条件をクリアすれば返却されます。逆に、未クリアだと没収されます。

これは、冷やかしで立候補させない為のストッパー。誰でも無料で立候補できるとなれば、面白半分で候補者が殺到し、大混乱になります。それを防ぐ為のお金です。

 

まぁ、この300万円はあくまで「立候補する為だけ」のもので、選挙運動にかかるお金は別。演説の為に場所を確保したり等々、いろいろとお金がかかります。

金持ち有利にならない様、使える上限額は決まっていますが、大金を動かすという話には違いない。本気で出るには、覚悟が必要です。

 

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筆者は、至極平凡な関西人です。東京都知事選の有権者ではありませんし、特定政党の関係者でもありません。都知事選とは無縁です。

単純計算で、日本人の約90%は東京都民ではない。特定政党の関係者も、それほど多くはない。その為、筆者と同じ考え・立場の方も多いでしょう。

 

しかし、無関心でいるのは勿体ない。

票を投じられずとも、絶好の教材として見ることは可能です。

 

東京都民でなくとも、東京都民になったつもりで考え、「どうやって投票先を決めるのか?」を練習するチャンスです。

この機会で得た経験を、「自分の自治体で行われる選挙」の投票時に活かせばいい。そうすることで、有権者としてのレベルが上がり、自治体のレベルも上がります。

興味を持って、損はないでしょう。

 

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候補を選ぶ際のポイントは、物凄くザックリ分けて、以下の2つ。

(1)これまでの実績。

(2)これから何をやりたいのか、その内容。

それぞれの内容を、少し掘り下げてみましょう。

 

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(1)は、「これまで何をしてきたか」という、経歴の話になります。

都知事選は、政治家を選ぶ選挙です。その為、「これまでどの様な政治的活動をやっていたのか」が重要になってきます。知事をやった経験があるとか、役所に勤務し高い地位にいたとか、そういう経験があればアピールポイントになりますね。

そういう経験が無くても、例えば「特別な法律系資格を所持している」とか「政治に関する論文を書いて高い評価を得た」等もアピールポイントになります。

 

この「これまで何をしてきたか」という点は、現職が続投を目指す時に、重要なポイントになりますね。今回の都知事選では、小池氏に関する話になります。

要は「前回の公約を果たしたか」「嘘つきで終わっていないか」を明確に判定可能であるということ。

 

では、前回選挙で小池氏が掲げた公約は、どこまで達成されたのか?

詳しい分析記事はいくつかありますが、そのひとつを見てみましょう。

www.businessinsider.jp(2020/6/12)

 

上記記事によると、小池氏は前回2016年の選挙で「7つのゼロ」という公約を出しています。

4年後の2020年、達成できたのは1つだけ。残りは未達か、そもそも「何をもって達成・未達を判断するのか曖昧」という判定不能な項目だったという結果に。

新型コロナウイルス騒動というアクシデントはありましたが、それはここ半年の話。騒ぎになる前には「3年半」という時間があったハズ。となれば、公約の8割は達成していなければならないのですが…。

これをどう考えるかが、各有権者の判断に委ねられるところです。筆者であれば、「大風呂敷を広げすぎ」と判断しますね。

 

これと同じ見方は、小池氏以外にも通用します。特に「議員や首長の経験がある候補」には、そのまま使える方法です。ネットを探せば、その手の記事は多く見つかるハズ。

但し、デマには注意ですね。名の通った大手メディアの記事を、1つだけではなく複数見比べて判断するのがよろしいかと。

特にSNS関係はデマが飛び易い為、あまり参考にならないでしょう。

 

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(2)の「これから何をやりたいのか」は、「今回・2020年の選挙で示される公約」のことです。

詳細はこれから出てくると思われますが、内容をしっかり見ないと判断を誤ります。

「耳障りのいいフレーズ」や「メチャクチャ景気の良い数字」を並べている公約は要注意です。

トンデモ公約を出してきて、「そんな公約、実現できるの?」と、知事就任前からツッコミを喰らう様では、就任後はもっとツッコミを喰らいます。

 

また、公約の内容と同じか・それ以上に、「その公約をどうやって実現させるのか」というプランが重要です。

知事就任前に、ある程度の説明ができない様では、就任後も無理だと考えます。今後も、コロナ騒動の様なアクシデントは起こります。政策に反対する人も確実に存在します。

「そういう不測の事態に、どう対応するか」を口で説明できるということは、「論理的なプランを既に持っており、あとは実行するのみ」であるということ。仕事の段取りがしっかり出来上がっているということです。

 

こうなると、安心度が大幅アップ。

後になって「出来なかった理由」ばかりを聞く羽目になる…という惨状が起きにくいでしょう。

 

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今の日本は、選挙や政治に興味を持つ人が多くない。

しかし、現在の新型コロナウイルス騒動で、その見方が変わった方もいるハズ。

「しっかりとした政治家がいて、キッチリした政治体制が整っていれば、死ななくて済む人も多い」という話が、目の前に存在するワケですからね。

 

特に、知事は「各地方の伝染病対策」をリードする立場です。

中央省庁である厚生労働省も、勿論疫病対策をやっていますが、地方は地方。役割分担があり、地方のトップは知事です。

その為、新型コロナウイルス関連ニュースには、各地方の知事が頻繁に顔を出すのです。

 

選挙は大事。面倒だとか分からないとか、それで通すのはNG。後で強烈なしっぺ返しが来ます。

そうならない為に、普段から真剣に考える必要があります。

 

今回の話は東京の話。東京都民の方にとっては「民意を示す、ガチの本番」となります。

東京都民以外の方は、「民意を示す練習」として見ることができますし、見た方が得です。

 

選挙は政治の根幹。有権者が無関心では、政治家のやりたい放題になってしまいます。

きっちり考え、投票することが大事。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

都知事 権力と都政 (中公新書)

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