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【映画の話】「デスゲームもの」の、象徴的作品

本日は、とあるサスペンス映画をご紹介します。

作品のタイトルは『CUBE』(キューブ)です。

キューブ (字幕版)(提供:Amazon)

 

『CUBE』は、1997年制作のカナダ映画です。
(日本公開は1998年)

 

「キューブ」とは、英語で「立方体」のこと。「サイコロみたいな、各面が正方形の立体」のことです。

その題名の通り、物語の90%以上が「立方体の形をした密室」の中で繰り広げられます。密室劇の典型ですね。

なお、この作品は「スプラッター要素が強めの、サスペンス映画」と呼ぶべき作品。血が苦手な方は、注意して頂きたいところです。が、本物のスプラッター映画に比べれば、痛い描写はかなり少ない。あまり身構えずに見て頂ければよろしいのではないか?…と。

 

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『CUBE』の中核は、「謎解き」です。

訳も分からないまま集められた人々が、「謎を解かねば、死ぬ」という極限状況に叩き込まれ、数少ないヒントを頼りに脱出方法を模索する…という、緊迫感のある展開が主軸になっています。

 

これは、いわゆる「デスゲーム」ものに分類される展開。

特に「何もかも分からないまま、死のゲームに強制参加」という「理不尽系デスゲーム」の象徴的作品といえるでしょう。

その手の話が好きな方には、超オススメの映画です。

 

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『CUBE』の粗筋を、ネタバレにならない程度でザックリ説明すると、以下の様なものになります。

 

▼物語の舞台は、恐らく20世紀末のカナダorアメリカ。劇中で具体的な説明はない。

 

▼立方体の部屋の中に、6人の男女が閉じ込められていた。皆、同じ作業着的な衣服を着せられており、身分証や財布などは取り上げられた格好である。

▼彼らは、現状が全く分からず困惑する。「この部屋にどうやって入ったか」「なぜここにいるのか」「この部屋がどこにあるのか」等々、何もかも分からない。気がついたら、ここで目覚めていたのだ。

 

▼とりあえず、閉じ込められた6人は身の上を明かすことにした。各人の名前とプロフィールは、この様なものである。

(1)クエンティン…中年男性。職業は警察官。子どもがいる。
(2)ハロウェイ…中年女性。職業は医者。
(3)ワース…中年男性。ひたすらダルそうで、まともに自己紹介しない。
(4)レヴン…若い女性。職業は学生。
(5)カザン…若い男性。何らかの知的障碍者らしいが、それ以上のことは不明。
(6)レン…初老の男性。かなり不愛想であり、自己紹介どころか会話すら消極的。が、警察官であるクエンティンが「有名な脱獄王」だと知っており、その素性が明らかになる。

▼この6人には、面識が全くない。年齢・性別・人種・職業…何もかも皆バラバラで、共通点が見当たらない。

 

▼このままじっとしていても仕方ないので、彼らは周囲の状況を整理することにした。

▼彼らが目覚めた部屋は、一辺が大人2人分(4m)くらいの立方体の部屋。窓はなく、立方体の各面に1個ずつ・合計6つのドアがあるだけの殺風景な部屋である。

▼ドアを開けると、隣には同じ様な立方体の部屋が。その部屋の隣も、また同じ様な立方体の部屋が。そのまた隣も…という状況が続いている。
どうやら、立方体の部屋ばかりで構成されている、巨大な建築物の中にいるらしい。

 

▼注意しなければならないのは、部屋には当たり・ハズレがあるということ。当たりの部屋に入っても何も起きないが、外れの部屋に入ると、強烈な罠が襲い掛かってくる。その全てが「即死級の、危険な罠」である。

▼どの部屋が当たりで、どの部屋がハズレなのか。見た目だけではサッパリ分からない。罠の有無は、罠が作動して初めて分かる様に作られているからである。

 

▼彼らは、食料も水も持っていない。罠を怖がって動かなければ、そのうち衰弱して死ぬだろう。何とか自力で脱出するしかない。

▼とりあえず、履いている靴を部屋に投げ込むことで、罠の有無を見分けて進む一行。そうやって進むうちに、彼らは「自分の周囲に、数々のヒントがある」ということに気付く。

▼そのヒントを辿っていくうちに、「この建物は何なのか?」「なぜ彼らがここに集められたのか?」という謎も、少しずつ明らかになり始めるのだが…。

 

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『CUBE』は、劇場公開直後にはパッとした成績が出ず、日本国内では「埋もれた映画作品のひとつ」的な扱いを受けていました。

しかし、映像ソフトが出る段になって、クチコミやネットでジワジワと話題になり、名が知られるようになります。

その流れがどんどん大きくなり、今日の人気と知名度が築かれました。

 

独特の緊迫感、不親切なヒントから導き出される驚きの回答、次第に明らかになる建物の正体…。

限られた出演者や殺風景なセットで、ここまで特異な状況を作り上げているのは、ただただ見事です。

『CUBE』をまだご覧になっていらっしゃらない方がいれば、この機会に是非鑑賞して頂きたいところ。

 

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なお、余談ですが…。

 

この手の人気作品が出た時、必ず付随して出てくるのは「便乗作品」です。『エイリアン』や『トランスフォーマー』等、ヒット映画にありがちな光景。

『CUBE』との直接的関係が無いのに、わざわざ『CUBE』の名を冠した類似映画が出て、消費者を混乱させました。それら類似映画は、今でも普通に存在しています。気をつけていないと、やられます。

 

パクリ被害を受けた側は、腹立たしくて困惑するでしょう。

が、これも人気の裏返し。消費者サイドが、『CUBE』の類似品に注意するしかありませんね。

 

 

-----------------(記事了)-----------------

 

 

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