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【ガンダム?…の話】マジカル・ジオンパワー

超有名アニメ『機動戦士ガンダム』。

「シリーズ関連作品が多過ぎて、どれから見ればいいか分からない」と言わしめるくらい、大ヒットしたシリーズです。

ガンダムを、きっちり鑑賞したことはない」と仰る方はいても、「名前を知らない」と仰る方はほとんどいないのでは?…というくらい、名の知れた名作。

筆者も、記事にさせて頂いた経験アリ。

www.makaranbox.com

 

ガンダムシリーズで最も多いのは、「人間同士の戦争」を描くもの。

「正義vs悪」という構図ではなく、「人と人との思想や利害の争い」をテーマにしたものです。

人間が持つ業の深さを描いた、重厚な話が多い。それ故、大人のファンも多い。

 

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しかし、ガンダムシリーズには様々な作品があります。重い話ばかりではありません。

 

例えば、「各国代表のガンダム」が出場し、覇権をかけて格闘試合を繰り広げる機動武闘伝Gガンダム

ド派手な必殺技が飛び交う作品であり、「面白いが、最早ガンダムではない」との評価が出るレベルの異色作です。

第1話 Gファイト開始!地球に落ちたガンダム

第1話 Gファイト開始!地球に落ちたガンダム

  • 発売日: 2016/10/01
  • メディア: Prime Video
 

 

また、ガンプラガンダムのプラモデル)をメインにした、ガンダムビルド・シリーズ』というものもあります。

これは、「子どもさんが、自分で作ったガンプラを使って、eスポーツみたいな競技をやる」という内容。

努力・友情・勝利…という「子供向け作品のド真ん中」を行く、異色作です。

 

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そんな異色作の中から、「異色中の異色」と言うべき作品をご紹介します。

作品のタイトルは、『魔法の少尉ブラスターマリ』です。

魔法の少尉ブラスターマリ (電撃コミックス)(提供:Amazon)

(作画 池田 恵:/原案:矢立肇富野由悠季  )

 

『魔法の少尉ブラスターマリ』(以下『ブラスターマリ』と表記)は、1990年頃に発表された漫画作品です。

タイトルに「魔法」とある様に、魔法少女ものと、ガンダムの融合」をテーマにした作品。ハッキリ言って、奇天烈です。

 

『ブラスターマリ』のジャンルは、「パロディ」「コメディ」の部類ですね。

宇宙世紀0079に勃発した、いわゆる「1年戦争」をモトネタにしている為、あちこちに「ん?見たことあるぞ」となる光景・キャラが出てきます。

 

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『ブラスターマリ』の冒頭をザックリ説明すると、以下のようなものになります。

 

 

ジオン公国の本拠地である「サイド3」。ここに住む、ひとりの女の子がいた。名前は「マリコ・スターマイン」。ジオン第6小学校に通う、5年生である。

マリコの父は軍人で、母は早逝していた。その為、マリコは「銃後を守るお母さん」として、家事を頑張るのであった。

 

▼ある日のこと。悪戯をした弟を追いかけていたマリコは、馬に乗った軍人とぶつかりそうになった。

▼幸い、マリコも馬も怪我をしなかったが、マリコの持っていた「布団叩き」が折れてしまう。

▼馬に乗っていた軍人は、壊れた布団叩きを見て「すまないことをした」と謝罪し、代わりに「偶然持っていた、布団叩きみたいな何か」をマリコに渡す。

▼その軍人は、軍属にしては怪しい恰好(仮面を被り、彗星の如く去っていく、通常の3倍くらい速そうな感じ)の人ではあったが、礼儀正しくて親切である。マリコは「布団叩きみたいな何か」を貰うことにした。

 

▼その翌日。サイド3に、連邦の量産型モビルスーツ「ジム」が攻め込んできた。

空爆を受ける町を目の前にしたマリコ。「何とかしなくちゃ」と思うが、彼女は小学5年生。全く何もできない。

▼すると、マリコの心に反応したかの様に、手に持った「布団叩きみたいな何か」が光を放ち始めた。どうやらこれは、「魔法のステッキ」らしい。

▼光に包まれたマリコは、小学5年生の女の子から、若きジオンのパイロットに変身する。

▼魔法の力で、モビルスーツの操縦法もバッチリ習得。ジム迎撃の為、格納庫に向かうマリであったが…。

 

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『ブラスターマリ』が発表される前後の魔法少女ものといえば、

魔法のプリンセス ミンキーモモ
魔法の天使クリィミーマミ
ひみつのアッコちゃん(第2期)』
魔法使いサリー(第2期)』

等々の名前が出てきます。

どれも「女の子が魔法の力で変身したり、実年齢よりも成長した姿になったりする」という要素があります。『ブラスターマリ』も、そういう風潮の影響を受けている模様です。

 

 

しかし、「ガンダム」と「魔法少女もの」を融合させるとは、何とも思い切った企画ですね。

ただ、惜しむらくは…「あと10~20年ほど後に作られていれば、評価が全く違ってきたかも?」と言わしめる、そんなコンセプトであること。

 

2000年以降になると『プリキュア』シリーズが始まりますし、2011年には『魔法少女まどか☆マギカ』が大きな話題になっています。

この辺りの内容を取り込んでいれば、もっと違った作品に仕上がっていた気がしますねぇ。

 

 

-----------------(記事了)-----------------

 

 

魔法の少尉ブラスターマリ (電撃コミックス)