makaran宝箱

時事ネタ・法律・エンタメなどなど、様々な話題を分かりやすく&面白く味付けしてお届け!

【時事ネタ】アルコールジェルの失敗は、やはり失敗

本日のツイッターで、「アルコール71」というトレンドを発見。

何のこと?…と疑問に思い調べると、以下のニュースに辿り着きました。

www3.nhk.or.jp(2020/5/19)

「アルコール71%配合」と容器に表示しながら、実際には大幅に低い濃度のハンドジェルを販売していたとして、消費者庁は東京の輸入販売会社に対し、再発防止などを命じる行政処分を行いました。

行政処分を受けたのは、化粧品の輸入販売などを行っている東京・千代田区「メイフラワー」です。


消費者庁によりますとこの会社は先月、韓国から輸入したハンドジェルを、容器のラベルに「アルコール71%配合」と表示して販売していたということです。


しかし、消費者庁が表示の根拠について問い合わせたところ、会社からは、「改めて調査した結果、アルコール濃度は5%から30%ほどしかなかった」などと説明があったということです。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200519/1000049009.htmlより。改行・強調等は筆者によるもの。以下同)

 

www.youtube.com(2020/5/19)

 

簡単に言えば、「看板に偽りアリ」ということですね。

アルコール71%配合と謳っていたのに、実際は5~30%だった。詐欺レベルの話です。

 

当該商品を日本で販売した業者は、「改めて調べてみたら、表示と違っていた」という趣旨の釈明をしていますが…販売した以上、責任は免れません。

仮に、「販売業者も騙されていた」という事情があっても、それは業者として迂闊です。弁解にはならない。

 

当事者である「メイフラワー社」のページは、現在閲覧不可となっています。

「メンテナンス中」という意味の英文だけが掲載されている状態。

 

このニュースを見て、ツイッターが騒がしくなっている様子ですね。

 

------------------------------------------

 

ただひとつ、気になることが。

このニュースが大きく報じられたのは、今回が初めてではありません。

約1ヶ月前、既に大きく報じられているのです。

その時には、あまりツイッターで騒動にならなかった様な…?

 

nlab.itmedia.co.jp(2020/4/17)

速乾性の手指用洗浄アルコールジェルとして販売されていた「ハンドクリーンジェル71%」が、アルコール濃度不足であったことが発覚し、同製品を取り扱っている萬祥と輸入元のメイフラワーが公式サイトで謝罪しています。

 

問題となっているのは「ハンドクリーンジェル71% 300ml」という商品(JANコード:8809317116396)で、2020年3月から販売されているもの。

メイフラワー社によると、同製品はミドコスメティクス社(韓国)から輸入したもので、化粧品としての製造販売登録を行っていたとのこと。

 

製造販売登録に際してミドコスメティクス社から化学物質等安全データシート(SDS)及び全成分表の提示を受けて「71%のアルコール」が含まれているとの確認をしていたものの、複数の指摘を受けて日本国内の分析試験所にて再計測したところ、表示濃度と実際に含まれていたアルコール濃度が大幅に異なることが判明したと説明しています。

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2004/17/news079.html

 

www.recall.caa.go.jp

 

上記ニュースによれば、問題の製品は「韓国のミドコスメティクス社から輸入」「化粧品として製造販売登録した」とのこと。

ここだけ見れば、「韓国の会社が詐欺の元凶では?」となり、販売したメイフラワー社も被害者となりますが…。

 

メイフラワー社が「中身のチェックを怠った」というのは、大きな落ち度です。

また、「アルコール71%配合」となれば、消毒グッズとして認知される可能性が高いのに、「化粧品として登録」というのは…何か胡散臭い。勘繰られても仕方ありませんね。

 

世に嘘商品を出したという事実は事実。

失敗は失敗と捉えて、真摯に対応しなければなりません。

2020年4月14日付のニュースでは、メイフラワー社は「クオカードによる返金」を実施したそうですが、未だにやっているかどうかは不明です。
(ホームページが閉じている為、確認不能

 

------------------------------------------

 

この「嘘商品」が、なぜ今になってツイッター炎上騒ぎを起こしているのか?

いまいちよく分かりませんね。

たまたまニュースになったからでしょうか?

 

ともかく、こういう「嘘商品」は巷に溢れており、自分も被害者になりかねない…ということは、常に心に置いておく必要がありますね。

同時に、「自分は加害者にならない…とは限らない」といった心構えも必要。

誰でも被害者になり得ますし、加害者にもなり得ます。「加害者であり、被害者でもある」という状況も、よく発生します。

デマ騒動の拡散が分かり易い例ですね。商品販売でも同じです。

 

 

今回は、「韓国で詐欺商品が作られ、日本の販売店がチェックせずに、一般消費者へ売った」という話です。

日本の販売店は、加害者の側面が否めない立ち位置です。

この話を教訓として捉え、同じ間違いをやらかさない様に、よくよく気を付けたいものです。

 

失敗は失敗。

人間は、失敗から学ぶことが多いもの。

 

------------------------------------------

 

なお…

今回やられてしまった日本の業者は、製品を作った韓国業者への追及を是非やってください。

そうすれば、次の詐欺商品を防げるかも知れない。

似た様な商品、やたら発売されてますからねぇ。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

【参考書籍 書店リンク】

続・失敗百選 - リコールと事故を防ぐ60のポイント

続・失敗百選 - リコールと事故を防ぐ60のポイント

  • 作者:中尾 政之
  • 発売日: 2010/12/02
  • メディア: 単行本