makaran宝箱

時事ネタ・法律・エンタメなどなど、様々な話題を分かりやすく&面白く味付けしてお届け!

【ネットデマの話】ひと手間かけて、裏取りを

先日、ちょっと奇妙な話が報じられました。その内容は、

新型コロナウイルスが蔓延する地域から、沢山の人が脱出する」

「行き先は、沖縄」

「航空機の予約がいっぱいで、席が取れない」

というものです。

www.okinawatimes.co.jp(2020/4/8)

沖縄県内でも新型コロナウイルスの感染が広がる中、SNSを中心に真偽不明の情報が飛び交っている。

沖縄タイムスが8日までに確認したところ、「沖縄行きの便が満席」といった投稿がみられた。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/557817より。改行・強調等は筆者によるもの。以下同)

 

筆者も、この話について、ツイッター等のSNSを調査してみました。

と、確かに「沖縄行きの航空機は満席」「チケットが取れない」「考える事は皆同じ」といった書き込みがチラホラ。

中には、「ネットで確認した、満席状態を示す画像」を添付しているツイートもあり。それだけ見れば、信憑性のある話に思えます。

 

------------------------------------------

 

しかし、これはデマ。真っ赤な嘘です。

実際はガラガラ。

 

SNS上では7日頃から「沖縄行きの便が満席」といった投稿が多くあがっているのが確認された。

8日午後、実際に本紙記者が那覇空港を取材したが空港にいる人はまばらだった。

 

全日本空輸(ANA)によると、8日に運航した羽田から那覇への便の利用者は「1便あたり30~50人程度」。

担当者は「満席とはほど遠い状況だ」と戸惑いをみせる。

 

日本トランスオーシャン航空(JTA)の担当者は羽田から石垣への便も「空席が目立つ」と話す。

「(7日の)緊急事態宣言を受けてキャンセルが増えている状況。ネットで騒がれているような事実はない」と断言した。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/557817

 

SNSで騒いでいる人は、「満席であることの証拠」として、「ネットで閲覧できる空席状況ページ」の画像を公開していました。

その画像を見ると、確かに「満席」の文字が。パッと見ただけでは、「これは込み合ってるな」と思ってしまうでしょう。

 

しかし、その画像をよく見ると、「とある便の、高級クラス席の予約状況」を示したものであり、全座席の状況を示したものではありませんでした。

高級席は、そもそも数が少ない。満席になることはあるでしょう。

 

デマを最初に撒いた者は、「たまたま満杯になった高級クラス席の状況」を示し、それが全体の状況であるという誤情報を流した。

パッと見ただけでは勘違いしてしまう内容であった為、多くの人が鵜呑みにして拡散した。

事の顛末は、こんな感じだったと思われます。

 

------------------------------------------

 

デマは、最初に流した者が一番悪い。それは間違いありません。

しかし、鵜呑みにして拡散に加わった者も、それなりに咎められます。

他所に広める前に、ほんのちょっと立ち止まって確かめる癖をつけた方がいい。

 

今回のデマは、「航空機の予約状況」に関するものです。

これに関しては、ネットで簡単に確認可能です。例えば、以下のページ。

www.skymark.co.jp(2020/4/9閲覧)

 

スカイマーク社は、羽田空港から那覇空港への便を運航しています。

2020年4月10日(金曜日)の状況を調査すると、一日3便運航で・その全てに空席が十分残った状況でした。これを見れば、「沖縄行きの便は、満席だらけ」という話が嘘だと分かるハズ。ほんの少しの手間をかけるだけで、裏取りが可能なのです。

 

f:id:tenamaka26:20200408223614j:plain

(イメージ画像 https://free-materials.com/%e7%a9%ba%e6%b8%af%e3%81%a7%e6%a9%9f%e4%bd%93%e6%95%b4%e5%82%99%e4%b8%ad04/

 

今回は航空機に関する話ですが、他の話でも同様。

SNSで回ってきた情報で、「これは大変だ!」と思ってしまう内容のものがあっても、先ずは裏取りが必要です。

 

どこの誰が報じた情報なのか?

根拠は何か?

裏取りの方法はあるか?

…様々な面を見て、「この情報は信頼度が高い」となった後で、初めて拡散するかどうかを考える方がいい。

 

------------------------------------------

 

ただ、人はデマに弱いものです。

心に隙間があれば、誰でもデマに引っかかります。筆者も同様。

 

「自分だけは、絶対に、デマには引っかからない」と考える人ほど、危険です。

なぜなら、

「一度デマを信じ込んでしまったら、何があっても頑なに真実だと思い込む」

「心の底から真実だと思い込んでいるので、普通の人よりも激しくデマを拡散してしまう」

という可能性が高いから。

 

デマを100%シャットアウトするのは困難ですが、引っかかる確率を下げることは可能です。

その為には、「本当か?」と疑う癖と、自力で裏取りする癖があればOK。

常に気を付けたいものです。

 

------------------------------------------

 

最後に。

 

今は遠出せず、できるだけ家にいましょう。

「外出や旅行を控えてくれ」という要請も、政府から出ていますし。

 

新型コロナウイルス騒動で大変な昨今。遠くへ避難したつもりが、自分は既に感染しており・旅先でウイルスをバラ撒く可能性があります。

「この加害者が!」みたいな扱いを受けたくはないでしょう?

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

【参考書籍 書店リンク】

フェイクニュースを科学する

【Amazon】

【Amazon Kindle】

【Yahoo! ショッピング】

【PayPayモール】

【楽天市場】

【楽天ブックス/楽天kobo】

 

【7net ショッピング】

【au Wowma!】

【ebook-japan】 (試し読みアリ)

【e-hon】

【Neowing】

【TSUTAYAオンライン】

【紀伊國屋書店】

【総合書店 honto】