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【予言書の話】「新型コロナウイルス騒動は、既に予言されていた!」という、どこかで聞いたフレーズ

世が乱れると、必ず出てくるのが「この世の乱れは、予言書に書いてあった!」という怪しい文言。

本の宣伝だったり、宗教の勧誘だったり、色々なモノへの誘い水として使われるフレーズですね。

 

この手の話で最も有名なものは、1999年に流行した「ノストラダムスの大予言」でしょう。

1999年に人類は滅亡する!…といった文言が飛び交いましたが、それらしい事件は何も起こりませんでした。

当時、熱心に主張していた「ノストラダムス専門家」の皆さんは、今どうしているのでしょう…?

 

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そういえば…といいますか、現在の世界は「新型コロナウイルス騒動」で乱れています。

こういう時に、「予言書に書いてある!」という動きが出ても不思議ではありませんが、イマイチ見当たりません。

「2020年3月20日に、人類は滅亡する」との予言があったとして、ツイッター等で少し盛り上がった程度です。

twitter.com

 

ただ、この騒ぎの元ネタが「マヤの予言」だった…という点で、ちょっとパワー不足。

マヤ予言は、ノストラダムスの次に出てきたネタです。が、「2012年に、世界は滅亡する!」というキャンペーンを張ったはいいものの、見事に大コケしています。

一度失敗したネタを出してきても、ちょっと魅力に欠けます。

決定版 2012年マヤ予言の謎 (ムーSPECIAL)(提供:Amazon)

 

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しかし、ここで新ネタが出現。

新型コロナウイルス騒動は、予言されていた!」とするニュースが出てきました。

その話を伝えたのが、アメリカのニュース大手「CNN」というから驚きです。

www.cnn.co.jp(2020/3/23)

 

2008年夏、5歳の時からお告げが聞こえるようになったと主張する高齢の霊媒師が、不吉な予言について記した本を出版した。

 

「2020年ごろ、重い肺炎のような疾病が世界中に拡散し、肺と気管支を攻撃し、既知の治療法全てに対して耐性を持つ」

「疾病そのものよりもさらに不可解なことに、それは到来した時と同じように突如として消え去り、10年後に再び攻撃し、そして完全に消滅する」

 

この予言は人々の記憶から消え去り、著者のシルビア・ブラウン氏は2013年に亡くなった。

 

しかし新型コロナウイルスパンデミックを受け、この予言本「End of Days: Predictions and Prophecies About the End of the World(この世の終わり:世界の終末についての予言と天啓)」が改めて脚光を浴びている。

米アマゾンのランキングではノンフィクション部門で2位に浮上、売り上げも急増した。

https://www.cnn.co.jp/fringe/35151218.htmlより。改行・強調等は筆者によるもの。以下同)

 

End of Days: Predictions and Prophecies About the End of the World (English Edition)(提供:Amazon)

 

上記記事で紹介された、「シルビア・ブラウン」氏の書いた予言書。

CNN記事には「米アマゾンのランキングでは、ノンフィクション部門で2位に浮上」とあります。

ノンフィクションという点に違和感がありますが…売れていることは事実の模様。

 

こういう予言書は、時流に乗った時に爆発的なヒットを飛ばすことが多い。

2020年になっても、それは同じだった様子です。人は、変わりませんね。

 

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ただ、上記CNN記事には、こうも書いてあります。

冒頭の予言本を執筆したブラウン氏は生前、不確かな予言をめぐって常に批判されていた。

自身についても88歳で死ぬと予言していたが、実際に死去したのは77歳の時だった。

 

事実関係検証サイトの「Snopes」はブラウン氏の予言について検証し、「あり得そうな出来事に関するあいまいな主張を説いて回ることは予言ではない」と指摘。

ブラウン氏の予言は真実と虚偽をない交ぜにしたものと位置づけ、真実でも虚偽でもないとした。

 (https://www.cnn.co.jp/fringe/35151218.html

 

ブラウン氏の著書は、

「当たり障りのないこと」「よくあること」「歴史上、何度も繰り返されてきたこと」を、上手にマゼマゼして仕上がった

…とのこと。

予言や占いの基本です。

話のタネとして楽しむ分には良いと考えますが、のめり込みはNG。何事もホドホドに。

 

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冗談として笑える間はいいですが、人間は余裕が無くなると、明らかにおかしな行動をとってしまうもの。

上記ニュースで「予言書が、米アマゾンのノンフィクション部門で2位になった」というのも、ある意味では変な行動と言えます。

 

今、予言やオカルトにかぶれ過ぎると…

意味不明な「自称・新型コロナウイルスの特効薬」を、何百万円も出して買う羽目になるかも知れません。

「そんなことはない!」と断言できそうな話ほど、意外に実現することは多い。

 

 

混乱した時期にこそ、冷静さが必要。

冷静な判断をする為には、デマや嘘に惑わされない様に、普段から情報源を整理しておくことが重要です。

出来る時に、出来ることをやっておきましょう。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

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本当に怖いマヤの予言

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