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【災害の話】「新型コロナウイルス騒動」と「震災の反省」を同時に考えてみる

3月11日。2011年に、東日本大震災が起こった日。

 

筆者は関西人です。地震発生時には、震源からは遠く離れた所にいました。

当時、私は大怪我の治療中で、病院の世話になっていました。

震災とは全く別の原因で負った傷ですが、時期的に「治療の記憶」と「震災の記憶」が重なっています。

その為、直接被災したのではなくとも、どこか特別な感情を抱いてしまいます。酷い傷跡が今でも残っており、それを見る度に複雑な気持ちになりますね。

大怪我で苦しんでる時に、あの地震があったな…と。

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(イメージ画像 https://www.pakutaso.com/20190332070post-19891.html

 

通常であれば、本日のニュースの大半が「東日本大震災に関する話」で占められるハズでした。地震から9年経過した今年も、そのハズだったのですが…。

ご承知の通り、今年・2020年は「新型コロナウイルス騒動」が拡大中。ある意味、震災以上のショックを世界中に与えており、今なお収束する気配すらありません。

 

コロナの影響で、震災の追悼行事も縮小。

非常時である為、仕方ないことなのですが、やはり違和感を感じます。

ウイルス騒動が、早く収まってくれることを願います。

 

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しかし、見方を変えれば…

今年の様な非常時は、「色々と反省・再考するチャンス」と捉えることも可能です。

 

ウイルス騒動も、地震と同じく「災害の一種」です。

災害に遭ってから動いたのでは、手遅れになってしまう場合があります。

事が起こる前に、出来る範囲で準備をしておいた方がいい。

 

そういう考えを巡らせば、今年発生した「トイレットペーパー買占め事件」は、絶好の教材になります。

つい先日の事件なので、ご存じの方が多いハズ。

 

 

「マスクとトイレットペーパーの材料は同じ」

「トイレットペーパーの生産は、殆どが中国」

この手のデマSNSを中心に蔓延し、パニックになった人々が我先にと買い物に行く。こういう光景がありました。

 

 

同じようなデマが、本当に大災害が起こった時にも流れないとは限らない。

もしそうなった時、冷静に対応する為には、普段からの訓練と対策が必要です。

少なくとも、以下の2つは押さえておきたいところです。

 

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(1)情報源の確保

非常時はいつもそうですが、情報が錯綜して、デマが起こり易くなります。

この手の話をする時に思い出すのは、「2016年・熊本地震の時に起こった、ライオン逃亡デマ」です。

www.asahi.com(2016/7/20)

熊本地震の直後に「ライオンが放たれた」とツイッターにデマを流し、動物園職員の業務を妨害したとして、熊本県警は20日、神奈川県内の電気工事関連会社員・佐藤一輝容疑者(20)を偽計業務妨害の疑いで逮捕し、発表した。

「見た人をびっくりさせたかった」と容疑を認めているという。


県警サイバー犯罪対策課によると、佐藤容疑者は最初に震度7が観測された前震から約25分後の4月14日午後9時50分ごろ、インターネット上で入手した街中を歩くライオンの画像と一緒に「地震のせいでうちの近くの動物園からライオン放たれたんだが 熊本」とツイッターに投稿

翌15日までに熊本市動植物園の職員に100件超の電話応対をさせ、業務を妨害した疑いがある。

投稿は1時間で少なくとも2万件、リツイート(転送)されたという

https://www.asahi.com/articles/ASJ7N6HWDJ7NTIPE034.htmlより。改行・強調等は筆者によるもの)

 

このデマで流れたライオン画像ですが、よく見れば「これ、日本の景色ではない気がする」という疑問が湧くものでした。

しかし、パニック時には心に隙間が生まれやすく、デマに乗ってしまうもの。実際にリツイートが多発し、混乱が広がりました。

 

ただ、このリツイートの輪の中に、警察や役所のアカウントが含まれていたという話は聞いていません。大手マスコミ等も同様。

彼らは、「嘘情報を流してしまうと、後で責任問題になり、痛い目を見る」という方々。情報の拡散には慎重です。

そういった「割とシッカリした身元のアカウント」からの情報かどうか?

SNS情報の真偽を考える時には、先ずそこを見た方がいい。

 

加えて、「パニック時に出現する偽物・なりすましアカウント」を避ける為に、普段から”身元の確かな情報源”を押さえておくことが重要です。

災害発生直後、慌ててフォローしたアカウントが偽物だった…となれば、もうドツボです。そうなる前に、情報源を吟味しておくことが必要。

 

 

今年発生した「トイレットペーパー枯渇デマ」の源は、「誰が言ったか分からない情報」「身元のアヤフヤな人から湧いた情報」でした。

よく考えれば、信じるに値しない。

それでも、心に隙間があれば、コロリとやられます。誰でもそうです。筆者も同じ。油断大敵です。

 

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(2)「普段からの備蓄」による、物資の確保

災害対策を考える時によく言われる話として、「最低3日間、外部から物資が届かなくても大丈夫なレベルで、食料や日用品を備蓄しておくこと」というものがあります。

「非常用持ち出し袋」をお持ちの方は、この”3日間”という数値を、ひとつの目安にしているハズ。

 

災害発生直後は、道路が寸断されたり・消防署や自衛隊基地が被災したり等、救助活動をする側も混乱する場合があります。

また、災害発生時から3日間(72時間)を過ぎた場合、救命確率が下がるとも言われています。死ぬか生きるかの瀬戸際にいる人から救助対象になる為、比較的被害の少ない人は後回しになってしまいます。

 

そういう混乱状態を抜け、広く支援が開始されるまでの時間が、「災害発生時から3日」とされています。

自力で3日間は耐えるだけのモノが備蓄されていれば、インフラが全部止まっても、救助が来るまで耐えられる…というワケです。

 

 

ただ、「3日分の備蓄」というのは、かなりギリギリのライン。できれば、もう少し物資の余裕が欲しいところ。

各人のお財布の中身や収納スペースにもよりますが、1週間~1ヶ月分の余裕があれば、かなり安心です。

 

この物的余裕は、「買占め騒動に参加しない」という心理的な効果も生みます。

 

今回の「トイレットペーパー枯渇デマ」に対しては、政府・製紙業界・小売店から「トイレットペーパーが枯渇するという話は、根も葉もないデマです」とのコメントが発表されました。

しかし、それでも買占め騒動に参加する人は多かった。

なぜ買占めに走ったのか?

 

筆者が思うに、「手元にあるストックが少なかったから、デマかどうかを考える前に確保へ走った」という理由が大きいのではないか…と。

普段から余裕を持って買い物をし、ある程度の備蓄があれば、心にも余裕が生まれます。仮に、デマではなく・本当に枯渇するという話になったとしても、「ウチは普段から備蓄しているから、すぐには困らない」となれば、急いで買いに出かけないでしょう。

 

普段から備蓄を心がけていれば、いざという時に慌てなくて済みます。

備えあれば、憂いなし。

 

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東日本大震災から9年。

その9年間の間に、いくつもの大災害が発生しました。

熊本、大阪、鳥取、北海道…等々、大きな地震は絶えません。

「50年に一度の大雨」「100年に一度の台風」といった言葉は、あまり珍しいものではなくなってしまいました。

 

今年も、何かしらの地震・気象災害が起こると思った方がいい。

発生してから慌てない様に、今からでも準備を進めておきましょう。

出来る範囲で、コツコツと。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

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