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【風評被害の話】コロナウイルスって、「後から命名」では?

連日報道されている、「新型コロナウイルス肺炎」の話。

日本でも患者・感染者が続々増えています。収束はまだまだ先。

 

そんな中、コロナウイルス関連の話で、何とも奇妙なニュースを見つけました。

times.abema.tv(2020/1/28)

大阪市にある大阪コロナホテルが公式Twitter

「皆様…コロナウイルスと当館、大阪コロナホテルは全く関係ありません…!!! ありませんよぉ…!!!!!」

と投稿。同投稿は約2万件リツイートされ、「いいね」も4万件を超えた。

 

上記のような投稿に至ったのは、Twitter

「大阪のホテル予約してるんだけど ホテルがコロナホテルって名前だったことに今気づいた こわー」

新大阪駅前にコロナホテルあってわろた 縁起悪そう」

「名称変更も検討したら?」

などの投稿を見かけたことがきっかけだった。

 

大阪コロナホテルの従業員に話を聞くと、風評被害については

「お客さんの減少など実質的な被害はありません。(お客さんからは)『いろいろ大変ですね』と言われた」

と実質的な被害を否定。

 

ホテル名の由来については

「50年ほど続いているホテルで、オーナーが変わっているので由来は定かではない」

と回答した。

https://times.abema.tv/posts/7039202より。改行・強調等は筆者によるもの)

 

要は、たまたま”コロナ”と名のついたホテルが、「コロナウイルス騒動で風評被害を喰らうかも?…と怖くなった」という話です。主には、ツイッターで出てきた話。

幸い、ホテル側に実質的な被害は出なかったそうですが…大阪コロナホテルさんにとっては、大迷惑な話ですね。

 

 

この話は、恐らく「悪ふざけ」から出てきたものでしょう。

大阪コロナホテルさんは、50年ほど前から存在するホテルとのこと。今回の新型コロナウイルス騒動が起きるずっと前から、コロナを名乗っていたホテルです。そこに悪意も何もありません。

ツイッター世界の悪い側面が出てしまい、関係者に不要な心配をかけた様子ですね。

 

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しかし、記事のこの部分に、ちょっと違和感を感じました。

ホテル名の由来については

「50年ほど続いているホテルで、オーナーが変わっているので由来は定かではない」

 

ホテル側としては、「確認も取らずに、迂闊なことは言えない」と考えたのでしょう。とりあえず悪い要素を否定するだけで、追加の説明も何もしなかった。

それは、賢明な判断だと考えます。下手なことを言うと、そこからまた「ツイッター悪ふざけ」が始まり、揚げ足取りで大騒ぎになりかねない。

 

ただ、ご存じの方は多いと考えますが、「コロナ」の語源は、かなり高貴なもの。

縁起も良く、店の看板に使う言葉としては、うってつけの名前なのです。

 

その語源とは、「王冠(おうかん)」です。

王様が頭に被る、あの冠(かんむり)のことです。

(提供:Amazon)

 

コロナとは、ギリシャ語で「王冠」を表す言葉です。アルファベット表記だと「Corona」となります。

この呼称は、「王冠」という意味はそのままに、発音が微妙に訛った状態でヨーロッパ各地に広まっています。例えば、

ラテン語「Coronam(コロナム)」

英語「Crown(クラウン)」

スペイン語、イタリア語、ポルトガル語「Crona(コロナ、コローナ)」

ドイツ語「Krone(クローネ)」

などなど。

 

コロナウイルス命名理由は、

「表面に突起が多く、その姿が王冠の装飾に似ている為、コロナウイルスと名付けられた」

というもの。

王冠が先にあり、コロナウイルスは後で名前を貰ったのです。

(参考:国立感染症研究所HP「コロナウイルスとは」https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/9303-coronavirus.html

 

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コロナとは、元々は「王冠」の意。

商売の世界では、「王冠」とは勝利を意味します。商売繫盛の意味が込められた、かなり縁起のいい名前です。

恐らくは、大阪コロナホテルの創設者さんも、「商売繫盛」の願いを込めて命名されたのでしょう。変な名前でも何でもありません。

 

 

また、コロナは「冠の様な”円状”のもの」を指す言葉でもあります。その有名な例が、太陽の周囲にある高温ガス層です。あれも「コロナ」です。

www.afpbb.com(2012/6/8)

 

この「太陽コロナ」からイメージして、「給湯設備やストーブ」の名前に採用されたり、「アニメや特撮における、炎系統の必殺技」の名前に使われたりすることも多い。

どちらも、コロナウイルスとは、無関係です。

 

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この様に、言葉の語源を辿っていけば、「その言葉の真の姿」が分かります。

表面的なイメージのみで騒ぐのは、良いことではありません。

 

一部分だけを見て騒ぐのは、ネットデマ拡散と同じ現象です。褒められたものではないし、内容によっては警察が動く話になります。

 

「本当にそうなの?」という思考・裏取りなしで、目についたものを反射的に拡散していくのは、止めた方がいいでしょう。

拡散前に、先ずは深呼吸。自分の頭で考えてみてから、次の行動に。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

【参考書籍 書店リンク】

風評被害~そのメカニズムを考える』 

 

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