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【新型肺炎 & ネット炎上の話】「炎上バカチューバー」の、借金返済計画を考える

先日、「新型コロナウイルス肺炎騒動」にまつわる炎上騒動について、記事を書かせて頂きました。

www.makaranbox.com

 

上記記事は、とある迷惑客についての話。

この客が、カナダ発の飛行機の中で、「自分は、新型コロナウイルスに感染している!」と大嘘をついて騒ぎ、飛行機が空港へ引き返す事態になりました。

その目的は、「皆がビックリする様子を自撮りして、ネットに動画をアップすること」だったそうです。いわゆる、炎上バカチューバーという人種です。

この迷惑客は、飛行機が空港に着いた後、犯罪者として警察に逮捕されています。

 

ただ、逮捕された後、裁判で有罪になって刑務所に入ることになっても、それはそれ。

騒いで航空会社の業務を妨害し、旅行客の予定を狂わせた責任は別です。普通は、そういう損害に対して、賠償金を課されるもの。

筆者が試算したところ、損害額は約6800万円でした。

 

オフザケで生じた損害賠償が、約6800万円です。シャレになっていません。

時と場所を選ばないと、こういう酷い事態になるのです。

 

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カナダの法律はよく分かりませんが…。

日本において、この手の賠償は免責されないことが多い。自己破産しても帳消しにならないでしょう。

一生かかって、払わなければなりません。どこまでも督促が来ます。逃げられない借金と同じです。

 

では、6800万円を支払う為には、どれほどの苦労をしなければならないのか?

当記事では、その支払いプランを考えます。

このプランを見て、読者様に「やっぱり、安易な気持ちで騒ぎを起こしては駄目だな」と思って頂ければ幸いです。

 

 

今回の炎上バカチューバーは、「動画をネットにアップしたかった」と言っています。

そのご希望に添うプランを考えることにしましょう。

つまり、

「動画による広告収入で、6800万円の借金を返すとなれば、どこまでやらねばならないのか?」


(イメージ画像 写真素材 pro.fotoより)

 

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今回の事件では、「犯人は、ネットで動画を配信するつもりだった」という所までしか報道されていません。

恐らくは、どこかの動画配信サービスを使うつもりだったのでしょうが、詳しいサイトは不明。

そこで、今回のプラン作成については、動画サイト大手「YouTube(ユーチューブ)」を参考に、話を進めます。

(なお、犯人がYouTubeを使っていたという報道はありません。あくまで”分かり易い例”として、YouTubeを使わせて頂くだけです。その点は、どうぞご了承くださいませ。)

 

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YouTubeの報酬単価は、どのくらいか?

様々な情報がネット上に飛び交っており、ハッキリしたことは分かりません。投稿者の知名度によって変化するとの話もあります。

その為、本記事では「再生1回につき、0.05円~0.1円程度の報酬」と推測します。

(参考:https://news.yahoo.co.jp/byline/kandatoshiaki/20190621-00131020/

 

ただ、単価0.1円は「有名なユーチューバー」の方々が対象であると思われます。今回のイタズラ事件の首謀者は、名前が出ていない。恐らく有名ではないのでしょう。

そうなると、単価は0.05円。こう仮定します。

 

被害総額6800万円を、再生単価0.05円の報酬で返済しようと思えば13億6000万回の再生数を稼がないといけません。

これには、「再生数100万回のヒット動画を、1360本」投稿しないと駄目。

 

毎日動画を投稿し、1週間に20万回動画5本と100万回動画1本、合計200万回再生の状態が続く」という甘い設定で考えても、

◆1週間に稼げる額は…単価0.05円・かける・200万回再生=10万円

◆月収は…週10万円・かける・4.2週(1ヶ月30日換算)=42万円

◆年収は、月42万円・かける・12ヶ月=504万円

年収は、約500万円となります

この金を全部、総額6800万円の賠償を返済する為に使ったとしても…完済には13年6ヶ月かかります遠い道のり。

 

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ここまでの再生数を安定して稼げるユーチューバーは、恐らく専業です。

そうなると、動画の収益から、生活費や税金を出さなければならない。全額を返済に回すことは不可能でしょう。

 

食費、家賃、電気、ガス、水道、税金、健康保険…等々。支払うお金は沢山ありますが、ここではザックリ「月10万円の出費がある」と仮定します。このお金を引いた残りを、全額借金返済に充てることにしましょう。となると…

◆月収は42万円だったが、そこから10万円引いて32万円。これが月の返済額。

◆年間の返済額は、月32万円・かける・12ヶ月=384万円

年間で返せる額は、約380万円です。

年380万円のペースで返済すれば、6800万円の借金を払いきるのに、約18年かかります。

 

「借金総額・6800万円」という金額は、「コロナウイルスをネタにした、機内ドッキリ動画」を撮影したせいで発生すると計算したものです。

たった1回の悪ふざけが原因で、約18年、借金返済の日々になる。

かなり恐ろしい。

 

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なお、上記計算では「生活費や諸経費の総額は、月10万円」と設定しました。

一人暮らしをされた方なら分かるでしょうが、この設定はかなり無理のあるものです。

普通のアパートでも、家賃は数万円台。パソコンを使って動画編集するということは、電気代もかかる。その他に税金も…となれば、食費は1日100~200円程度になるかもしれません。菓子パン1~2個で終了。

 

趣味も何もなく、食べることも難しく、ひたすら動画を作る日々。

しかし、動画のクオリティは保たなければならない。

18年後まで、再生単価が同じままである保証もない。下がるかも知れない。

不適切動画だと判断されて契約を切られたら、その時点で絶望。

そんな生活を、18年間も続けないといけない。

 

「炎上バカチューバー」になってしまった後の惨状を、分かって頂けますでしょうか。

 

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専業の厳しさに心折れ、普通に働いて6800万円を返済する場合も考えてみましょう。

その場合でも、計算方法は上記と同じです。給料から生活費を引いて、残りを返済に充てるワケです。

それでも、6800万円を返すのは難しい。

 

月32万円の返済でも、18年かかります。普通のサラリーマン生活では、恐らく無理な額。

月20万円でも厳しいかも知れません。いや、月10万でもキツイかも。

ちなみに、月20万円で返済プランを組んだ場合、完済までは約28年かかります。

月10万円で返済プランを組んだ場合、完済までは約56年かかります。

生きているうちに払えるかどうか…疑問です。

 

 

ちょっと冷静に考えてみれば、炎上バカチューバーは「地獄の入り口」だと分かります。

やってはいけない。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

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