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【新型肺炎 & ネット炎上の話】「炎上バカチューバーの負う損害賠償」を計算してみる

日本国内で、「新型コロナウイルス肺炎騒動」が大きくなり始めたのは、恐らく1月中~下旬頃です。

それから、約1ヶ月が経過しましたが…。

 

騒動の規模は、大きく・深くなるばかり。まだまだ先が見えません。

新型コロナウイルスの発端である中国では、死者数が2000人を超えました。

www.bloomberg.co.jp(2020/2/19)

 

日本国内でも、ジワジワと感染が広がっています。

最も懸念された「院内感染」も発生している模様。

www.kanaloco.jp(2020/2/19)

 

しかし、「新型コロナウイルス肺炎になったが、治癒して退院した」という話も増えてきており、徐々にデータが揃いつつあります。

解決に向け、少しずつ進んでいる感じ。現場で対応されているスタッフの皆さん、お疲れ様です。

 

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他方、「新型コロナウイルス肺炎に関する、悪質な行為」の話もチラホラ。

 

最も酷いのは、「保健所を装ったメールに、ウイルスを仕込む」とか、「治療や援助の名目で、金を騙し取る」といった犯罪行為。

これは無条件で捕まえて、重罪にすればよいと考えます。ある意味、法で明確に裁ける・分かり易い部類のもの。

 

タチが悪いのは、「混乱に便乗して、バカ騒ぎするネットユーザー」です。

「匿名掲示板への書き込み」くらいなら、まだ可愛い方でしょう。しかし、

◆閉鎖空間で「自分は新型コロナウイルス感染者だ!」と騒ぎ、

◆倒れて痙攣する様子や、客が驚いて逃げる様子を動画撮影し、

◆後で「感染しているのは嘘だった」とバレて逮捕される。

…こういう行為に走る者がいます。

目的は「ドッキリ動画を作って拡散し、有名になりたい」というもの。いわゆる「炎上バカチューバー」と揶揄される人ですね。

 

この炎上ユーザーのせいで、カナダでは「飛行機が引き返す騒ぎ」まで発生しています。

www.afpbb.com(2020/2/5)

 

カナダのウエストジェット航空(WestJet)は4日、旅客機の乗客がコロナウイルスに感染したとうそをつき、同国発ジャマイカ行きの旅客機が引き返しを余儀なくされる事態があったと明らかにした。


エストジェット航空によると、3日、乗客乗員243人を乗せカナダ・トロントからジャマイカのモンテゴベイ(Montego Bay)へ向かっていた旅客機の機内で男が立ち上がり、セルフィー(自撮り)をしながら自身がコロナウイルスに感染していると発言。

その後、客室乗務員は男にマスクと手袋を渡し、機内後方に移動するよう命じた。

 (https://www.afpbb.com/articles/-/3266852より。改行・強調等は筆者によるもの)

 

この事件の犯人は、カナダに住む29歳の男。

逮捕され、起訴されたとのこと。

 

 

同様の事件は、ロシア・モスクワの地下鉄でも発生しています。

www.cnn.co.jp(2020/2/13)

 

逮捕された犯人は、「新型肺炎への注意喚起でやった」と供述していますが…。

度々「おそロシア」と表現される国で、面白半分に騒動を起こしたらどうなるか?

身をもって知ることになるでしょう。

 

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ところで、先に出た「カナダ発の飛行機内で騒いだ、炎上バカチューバー」の話。

どう見ても現行犯なのは明らか。無罪になることはないでしょう。

そうなると、当然ながら「何かしらの刑罰」が下されることになります。

 

が、この手の犯罪話になった時、あまり注目されないのは「民事上の責任」について。

刑罰は、騒ぎを起こした事に対するペナルティです。これに対し、「民事上の責任」とは「業務妨害や慰謝料などの損害賠償」の話になります。

犯人が牢屋に入っても、個人や会社が受けた損害が補填されるワケではありません。別腹で請求が行きます。

安易に騒ぎを起こそうとする連中は、賠償の怖さを考えていない。

そこで、当記事では「賠償の怖さ」について注目してみます。

当記事を読めば、「悪い意味で注目を得ても、それは一瞬。賠償支払いで、一生を棒に振る羽目になる」と思って頂けるハズ。

 

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では、計算作業に入ります。

ただ、今回の騒動に関する詳しい損害金額は、一切公表されていません。

そこで、「引き返す羽目になった便の、チケット代金」を基礎に、大胆に推測してみます。正確性には欠けるでしょうが、イメージは持って頂けるでしょう。

 

 

「今回騒動に巻き込まれた航空便の、片道運賃」について、航空券検索サービス「スカイスキャナー」で調査した結果は、以下。

https://www.skyscanner.jp/transport/flights/ytoa/mbj/200223/200301/?adults=1&children=0&adultsv2=1&childrenv2=&infants=0&cabinclass=economy&rtn=1&preferdirects=false&outboundaltsenabled=false&inboundaltsenabled=false&ref=home&airlines=!DL,!AC,!UA,!AA,!TS,!multiple

 

これによれば、

◆ウエストジェット航空を使用。

◆カナダの「トロント」から、ジャマイカの「モンテゴ・ベイ」までの片道。

◆大人1人の、エコノミー。

◆直行便で、飛行時間は約4時間強。

上記の条件を満たす航空券の価格は、約6万円。

空港まで行く為の移動費や、旅行用のカバン等の準備費用に、ザックリ1万円。

片道にかかるコストは、合計・約7万円と考えます。

 

f:id:tenamaka26:20200218233703p:plain

(イメージ画像 http://www.ashinari.com/2017/09/14-395265.php?category=30

 

1人頭で7万円。

乗客乗員243人の旅行を潰した(乗員が何人いるか定かではないので、少し乱暴だが、243人全員がチケットを買った客ということにする)。

7万円・かける・243人分=約1700万円

片道運賃だけで、これだけの損害が出た計算になります。

 

これに、「引き返したことで予定が狂った」「ホテルのチェックインに間に合わず、キャンセル状態になった」等の損害も上乗せされる可能性があります。

その場合、上記と同じ計算方法で、

◆243人がジャマイカの「モンテゴ・ベイ」で一泊し、

◆そのまま同じ価格帯の飛行機でカナダの「トロント」に帰ってきた。

と仮定します。

ホテル代・現地交通費・飲食代などの滞在費は、ちょっと多めの14万円・かける・243人分=3400万円の損害。

帰りの代金も、7万円・かける・243人分=総額1700万円の損害。

合計は、3400万円 + 1700万円 = 約5100万円

 

行きの代金総額が、約1700万円。

滞在費&帰国便の運賃総額が、約5100万円。

足せば、総額・約6800万円の損害が出たことになります。

これくらいの賠償を求められる可能性もアリ。

 

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日本の場合、この手の損害賠償は、自己破産しても消えない(免責されない)ことがあります。

「払えません」で居直っても、延々と請求が来る…と覚悟した方がいい。

住所・学校・職場を変えたとしても、どこまでも追いかけられる…と考えた方がいい。

報道やネットで実名を晒され、未来永劫に渡って名前が残るかも知れない。

 

 

自分は「ただの悪ふざけ」と判断しても、それが通らないことが多いものです。

妙な行動をとる前に、ちょっと冷静になりましょう。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

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