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【レトロゲームの話】「ファミコン版ドラゴンクエストⅡ」が、難しくなってしまった理由(前編)

先日、有名ゲーム『ドラゴンクエストⅡ』について、記事を書かせて頂きました。

www.makaranbox.com

 

上記記事で主に取り上げたのは、「ファミコン版のドラゴンクエストⅡ(以下、ドラクエ2と表記)」に関する話です。

ドラクエ2は、「難しすぎるドラクエとして有名なゲーム。ボスキャラに辿り着く前に、ボスより強いザコキャラがゴロゴロ出てきて…みたいな話が盛りだくさん。

この高難易度は、当時の子供さんを苦しめました。が、彼らが大人になった今では、「昔懐かしいネタ」として酒の肴になっています。

難しくても、愛されるドラクエ2。

 

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ところで、疑問がひとつ。

「なぜ、こんなに難しいゲームになったのか?」

 

ドラクエ2は1987年(昭和62年)に発売されました。

当時はインターネットが未発達であり、攻略サイトみたいなものは存在しません。自力で何とかするしかない。

「ゲーム雑誌」や「攻略本」は存在していましたが、ネタバレに気を遣う出版社が多く、欲しい情報が手に入るとは限りませんでした。

それ故、ドラクエ2の難しさに負け・心折れた子供さんがチラホラ。

 

 

ドラクエの生みの親である「堀井雄二」氏は、意地悪な方ではありません。プレイヤーを楽しませようと思うことはあっても、苦しめようとは思わないハズ。

それなのに、心が折れかねない難易度のドラクエ2を出したのは…なぜか?

 

これには、いくつかの理由がありました。

 

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先ほど名前が出た、ドラクエの生みの親「堀井雄二」氏。

堀井氏は、今でも現役のゲーム制作者。ドラクエシリーズの新作を作る傍ら、様々なテレビ番組に出演したり、インタビュー記事に顔を出したり、マルチな活動をされています。

当然、ドラクエに関する話題を振られることも多い。

www.dragonquest.jp(2010/10/5)

(提供:タワーレコード

nlab.itmedia.co.jp(2016/11/1)

 

堀井氏は、数々の対談の中で、ドラクエ制作の裏話を語っていらっしゃいます。

その裏話をつなぎ合わせれば、「ドラクエ2は、なぜあんなに難しいのか?」という質問に対する答えが見えてきます。

その理由は、主に3つ。

 

(1)納期が極端に短い。

(2)アップデート不能

(3)「初代ドラクエ」から見て、RPGとしてのレベルを上げ過ぎた。

 

それぞれ、順番に詳しく見ていきましょう。

 

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(1)納期が極端に短い。

今でこそ、「ドラクエの次回新作は、数年後に発売…という長期スパン」が普通ですが、最初期のドラクエは「1年に1本」のペースで発売されていました

初代から7までの発売日を並べると、以下の様な時系列になります。

 

1986年5月27日:初代

1987年1月26日:2

1988年2月10日:3

1990年2月11日:4

1992年9月27日:5

1993年12月18日:スーパーファミコンリメイク版1&2

1995年12月9日:6

1996年12月6日:スーパーファミコンリメイク版3

1998年9月25日:ドラクエモンスターズゲームボーイ

1999年9月23日:ゲームボーイリメイク版1&2

2000年8月26日:7

 

初代と2の間が、一番タイトです。半年程度しかない。

他の作品については、1年~2年半くらいの間があります。また、リメイク作品は「モトネタ」が存在するので、ゼロから作り上げるのに比べれば楽です。

 

ドラクエ2は、モトネタ無しで、発売までの期間が半年。

工場でソフトを生産する期間を考えると、開発期間はもっと短い。

そこに加えて、「前作に比べ、数倍のボリュームがある作品を作る」となれば…かなり厳しい。

 

そういった理由で、「テストプレイの時間」を十分に確保できず、検証が甘いままで出荷してしまったそうです。結果、難しいゲームになってしまった。

 

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(2)アップデート不能

2020年現在のゲームは、「不具合が起きた時は、修正をアップデートし、ネットで配布」という行為が可能です。

しかし、ドラクエ2が発売された1987年にはネットが普及しておらず、アップデート修正は不可能です。

 

そもそもドラクエ2は、「ディスク媒体の前段階・ROMカセット形式」で販売されていた時代のソフトです。不具合があれば、カセットを回収して交換しなければなりません。コスト的に難しい話。

その為、後で「難しくないですか?」となっても、どうにもなりません。そのまま放置です。

 

幸いと言いますか、ドラクエシリーズは人気が高いので、リメイク作品が頻繁に製作されています。その際、ゲームバランスを調整することは多い。

そういった形での修正は、何回も行われていますね。

 

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(3)「初代ドラクエ」から見て、RPGとしてのレベルを上げ過ぎた。

この話は、かなり長くなります。その為、次回記事に回すことにします。

 

「初代ドラクエ」や「ドラクエ2」が発売された1980年代は、RPGロール・プレイング・ゲーム)という概念が一般的ではありませんでした。

そこに、開発者さん達の悩みのタネがありまして…。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

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