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【新型肺炎の話】「生物兵器流出」という陰謀論(前編)

中国・武漢発の、新型コロナウイルスによる肺炎騒動。

どんどん拡大しています。

遂に死者が130人を超えてしまい、感染者数も急激に増えています。

www.afpbb.com(2020/1/29)

中国の国家衛生健康委員会(NHC)は29日、新型コロナウイルスの感染者が5974人になったと発表した。2002~03年に流行した重症急性呼吸器症候群SARS)の中国での感染者数(5327人)を上回った。

国家衛生健康委員会は同日の発表で、1400人以上の新規患者が確認され、死者は132人になったことも明らかにした。

 

02~03年のSARSでは世界で770人以上(うち中国では349人)が死亡した。

https://www.afpbb.com/articles/-/3265628?cx_part=latestより。改行・強調等は筆者によるもの)

 

昨日あたりの報道では、「今回の新型コロナウイルス騒動は、2002年に起きたSARS騒動を超えそうな勢いだ」という話が出ていましたが…。

一日でアッサリと超えた模様です。

 

不幸中の幸い…とも言い難いのですが、致死率はまだSARSより下です。

しかし、これもいつまでもつか不明。重症者は大勢います。

 

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こういう騒動が起きた時に、ほぼ必ず付随して発生するのが、「デマ」や「フェイクニュース」の類です。

今回の新型コロナウイルス騒動でも、多数発生しています。

www.afpbb.com(2020/1/29)

www.sankei.com(2020/1/27)

 

上記記事で紹介されたデマの例としては、以下の様なものがあります。

大半は、SNSなど「サイバー空間」「ネット上」で拡散されたものです。

 

◆「新型コロナウイルスに汚染された食品リスト」が存在する…というデマ。

◆「死者が1100万人に達する」との発表があった…というデマ。

◆「食塩水で口をゆすげば、ウイルスの感染予防になる」…というデマ。

◆「バナナを食べるとウイルスに感染する」…というデマ。

◆「イチゴを食べるとウイルスの感染予防になる」…というデマ。

◆「武漢だけでなく、北京も封鎖された」…というデマ。

 

この他にも、「炎上ユーチューバーか?」と思しき低レベルのデマ動画から、ニュース映像レベルの真に迫ったデマまで、様々なものが報告されています。

冷静に見れば、「んなモン、デマだろ」と笑って流せるのですが、今は非常事態。冷静な判断ができるとは限りません。

 

「情報元がどこか?」を、受け取った側がきちんと確認した後で、拡散その他を考えないと怖いですよ。

意図せずにデマを流した場合でも、罪に問われたり・民事で訴えられたりする場合があります。

担当の役所(厚生労働省など)のページ・名の通った新聞社・老舗のしっかりしたニュースサイトなどを複数巡回して、情報の裏取りをした方が無難です。

「複数」というのは、大きなポイントです。一か所の情報を鵜呑みにするのは危険。

 

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ただ、今回の新型コロナウイルス騒動に関するデマの中で、「これは信用されても仕方ないし、ひょっとして真実かも知れない」と思わせるものがあります。

それは、「今回の新型コロナウイルス騒動は、人為的なものである」という話。

つまり、

「自然界で発生したウイルスではなく、研究施設で作成されたウイルスが、猛威を振るっている」

という、一種の陰謀論ですね。

 

問題の施設は、「中国科学院武漢病毒研究所」というところ。

エボラ出血熱」を始めとする、最高レベルの危険性を持つ病原体を研究できる施設です。

www.whiov.cas.cn(2020/1/29閲覧)

 

名前に「武漢」とあることからも分かる通り、この施設は武漢にあります。武漢といえば、今回の新型コロナウイルス騒動が始まった土地。

 

この陰謀論は、新型コロナウイルス騒動が報じられた直後から、言われていた話です。

ネットメディアや週刊誌でも、取り上げるところがチラホラ。中には「Yahoo!ニュース」のトップに出てきた記事も混じっています。

ただし、信憑性には疑問が残る記事が多い。

 

tocana.jp(2020/1/29)

smart-flash.jp(2020/1/29)

jbpress.ismedia.jp(2020/1/29)

 

記事の多くが「かも知れない」「その可能性がある」という所で止まっていて、断言したものが見当たりません。

たまに「流出した!」と断言する記事に出くわしても、SNSの呟きレベル程度のものであり、断言の根拠も書いてない。

 

しかし、陰謀論というものは、ミステリー好きの人達には大好物であり、どんどん膨らんで大きな話に化けることが多いものです。

軽く見てはいけない。

 

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筆者に言わせれば、この陰謀論には「理屈に合わない部分」「否定しきれない部分」の両方があります。

これを言い換えれば、以下の二つ。

◆理屈に合わない部分→「んなことあるか!」「納得できる説明が不可能」と否定できる部分。

◆否定しきれない部分→「ありそうな話」「そう思われても仕方ない」と否定するのが難しい・肯定できてしまう部分。

 

 

この両者に関する詳細は、次回記事にて。

長くなるので、本日はここまでとさせてください。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

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