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【選挙の話】台湾(中華民国)の有権者は、投票モチベが強烈

昨日、台湾にて選挙がありました。

総統(いわゆる大統領)と、立法委員(いわゆる国会議員)を決める選挙のW実施。

 

結果は、蔡英文(さい・えいぶん。ツァイ・インウェン)総統の再選が決定。立法委員の方も、蔡総統が所属する民進党過半数を占めました。

蔡総統は、中国共産党政府(中共政府)から距離を置き、独立志向が強い「対中強硬路線」の方。今後も、台湾と中共政府との駆け引きは続くでしょう。

www.nikkei.com(2020/1/11)

 

蔡氏サイド勝利の理由としては、やはり「中共政府の圧力姿勢が、裏目に出たこと」があると思われます。

 

中国本土と台湾との間には、人やモノの出入りがあります。

そこに目を付けた中共政府が、「中共政府の言うことを聞かないのであれば、観光客を減らす」等の嫌がらせをやってきたことは有名。

これで台湾が「観光収入が減るので、ちょっと待ってください」と折れることを狙った中共政府でしたが…結果は逆。「脅しか?」「そんなものに屈するわけにはいかん!」と怒った台湾側は、ますます独立路線へと傾きます。

www.nikkei.com(2019/10/27)

 

また、「香港の騒乱」も火に油を注ぐことになりました。

「もし台湾が中共政府に飲み込まれたら、香港の様に荒れる」と考えた方は多い。

 

そういった流れの末に、蔡総統が再選されるという結果になりました。

中共政府のオウンゴールといったところでしょう。

www.jiji.com(2020/1/12)

 

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この選挙は、日本人にとって間接的な影響はあっても、直接的影響はありません。

しかし、学ぶべき点は多い。

 

何と言っても、投票率が高い。約75%です

ここ最近の日本の投票率は、国会議員選挙でも「50%近辺」をウロウロしています。地方選挙に至っては、もっと低い。

台湾に比べれば、日本の有権者が持つ意識は低い…と言わざるを得ません。

 

この数字は、先に述べた「中共政府の圧力」「香港の騒乱」の影響のみならず、「政治を、他人事ではなく・自分が関わる大問題として考えている人が多い」ということの現れでしょう。

 

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台湾の方が持つ高いモチベーションは、「日本では殆ど見られない行動を取らせる」こともあります。

それは、「投票の為に、海外から帰国する人がいる」というもの。

withnews.jp(2020/1/11)

台湾人の「大移動」は外国からも注目されており、BBCの中国語版は、例年よりも多くの海外の台湾人が帰郷していると伝えてます。

 

記事では、ニューヨークでの仕事の合間を縫って、30時間をかけて11日に台湾に帰郷した人を紹介しています。

投票をしたらまたすぐアメリカに戻るそうです。

https://withnews.jp/article/f0200111001qq000000000000000W02311101qq000020367Aより。改行・強調等は筆者によるもの)

 

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ここまで政治への関心が高いと、政治家もヘタなことができません。「失敗や不祥事を起こしても、雲隠れすれば忘れ去られる」という考えは…通用しにくいでしょう。

耳障りがいいだけの怪しい公約も、なかなか通らないでしょう。

また、「身内の票を集めて、簡単に当選」といったことも難しい。多くの人を説得する能力と、説得できる公約が必要になります。

 

 

台湾は、日本と政治的事情が違います。しかし、有権者の真剣さについては学ぶべき部分が多い。

2020年も、日本国内で数々の選挙が予定されています。台湾の方が持つ熱意を、我々も見習いたいものです。

真剣に選べば、「変な人を公職に就けてしまう確率」が下がるでしょう。それを繰り返していけば、日本はもっと良くなるハズ。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

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