makaran宝箱

時事ネタ・法律・エンタメなどなど、様々な話題を分かりやすく&面白く味付けしてお届け!

【バッタモンの話】一品につき、2億円のダメージ

「グッチ(GUCCI)」というブランドがあります。

世界規模で有名な、高級ブランドです。

www.gucci.com(2019/12/26閲覧)

 

グッチは、バッグ・財布・アクセサリー・腕時計・化粧品…等々、ファッション関係を中心に商品展開されているブランド。

その品物は、どれも高級感溢れるものばかり。「一品・数万円」は至極当然…というか、むしろ安い部類。数十万円台の品も多く、高いものになると「一品・数百万円」というものもゴロゴロ。

それでも売れるグッチの品物。人気の高さが伝わってきます。

(提供:東急百貨店)

 

------------------------------------------

 

しかし、人気のあるものには、ちゃんとしたお客さんだけでなく、別の者も寄ってきます。

それは「模倣品の製造・販売業者」です。通称「バッタモン屋」。本家(権利者)の許可を取らずに、本家ソックリの品物を勝手に販売する連中です。

 

この行為は、「褒められたものではない」というレベルを超えて、犯罪になる場合が多数。

本家にとっては、経済的なダメージを受けるのみならず、ブランドイメージの棄損にもなりかねない行為。許すことはない。

有名ブランド・グッチにとっても同様です。

 

その怒りが、大きな動きへと繋がりました。

グッチが、模倣品を販売した30以上のウェブサイトを相手取り、巨額の賠償を求めて裁判を起こしたのです。

 

www.wwdjapan.com(2019/12/25)

「グッチ(GUCCI)」はシューズやアクセサリー、ウエアなどの模倣品を販売したとして30以上のウェブサイトを相手取り、損害賠償を求めてフロリダ州連邦裁判所に提訴した。

対象となるウェブサイトの多くは、運営者を特定することが難しいという。

被告となったウェブサイトの運営者からのコメントは得られなかった。

 

「グッチ」は複数の商標権侵害で被告らを訴えており、損害賠償請求のほか、模倣品の販売中止なども求めている。

https://www.wwdjapan.com/articles/997132より。改行・強調等は筆者によるもの)

 

損害賠償請求は、至極当然のこと。自社で苦労して作り上げた商品デザインを、勝手に盗まれたのです。盗人から金銭を徴取するのは、おかしくも何ともない話です。

 

ただ、今回のグッチは、そこに別の要素を加えたことが報じられています。

それは

◆「模倣品の対策費」を請求すること

◆「模倣品を売れば売るほど、バッタモン業者に課すペナルティが大きくなる」ということ

この2点。

訴状によると、被告として挙げられたウェブサイトは模倣品を販売することで潜在的な「グッチ」の顧客を奪っていると主張。

「グッチ」は模倣品対策に「多大な金銭的リソース」を割いているとして、ウェブサイトで実際に売れた模倣品1点につき200万ドル(約2億1800万円)の損害賠償を求めた

 

「インターネット上で急増している模倣品は、消費者と自社ブランドの双方を混乱から守りブランド力の毀損を防ぐために、『グッチ』のようなブランドに多くの訴訟を強いる。また、その多くが同じ相手であることが多い」と述べている。

 https://www.wwdjapan.com/articles/997132

 

偽物は、本物に比べて価格が安いことが多い。

バッタモン業者は、売ったが最後、アフターケア無しに消える場合が多い。仮に消えても、看板を変えただけで中身は同じ店を出し、偽物を売り続ける。

こういうループを潰すために、「偽物をひとつ売る度に、2億円の賠償が上積み」という訴訟を起こした模様です。

 

争議の場は、フロリダ州連邦裁判所。アメリカの裁判では、しばしばトンデモ額の賠償決定が出る為、「偽物ひとつで、賠償2億円がドンドン加算」という判決が出ても不思議ではありません。

裁判は終わっていませんが、「これほど巨大なペナルティが生じるかも?」という動きがあっただけで、抑止になります。

------------------------------------------

 

偽物を、売れば売るほど、超巨大ペナルティ増額…という流れ。

現状の「パクリは儲かる」「やったモン勝ち」という世界において、是非とも根付いて欲しい話です。

偽物業者は、儲かるからやるワケです。儲からないとなれば、やりません。

 

今回の裁判が、「正直者が救われる、その一助」となればいいですね。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

【関連リンク】

「グッチ(GUCCI)」商品販売サイト

【Amazon】

【Yahoo! ショッピング】

【PayPayモール】

【楽天市場】

 

【au Wowma!】

【YAMADAモール】

【大丸松坂屋】

【東急百貨店】