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【悪質商法の話】50万円超のUSBメモリ。その中身は、なんと…?

当記事の内容は、未だに絶滅しない、とある悪質商法の話です。

特に「学生さんなどの、若い方」には読んで欲しい記事。その理由は「被害者に、若い方が多いから」です。

若い方は、どうしても社会経験が乏しい為、この手の話に対する防御力が弱く、引っかかり易い。

 

ただ、「学生でないから、若くないから、被害者にはならない」と決まったワケではありません。

いくつになっても、騙される人は騙されます。

また、「自分は騙されにくい」と考える人でも、心理状況や体調によって、コロッとやられることはあります。

程度の差こそあれ、誰でも用心は必要です。

 

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では、本題へ。

 

今回取り上げる悪質商法は、いわゆる「投資関連」のものです。「情報商材」に関連する悪質商法と表現することもあります。

簡単に言えば、

 

◆簡単に金儲けできる…として、投資ノウハウなどの情報を売りつけるのだが、その内容が酷く低品質。酷い場合は、真っ赤な嘘であることも。

◆その情報と引き換えに、業者が高い金を要求する。

◆低品質の情報の為、儲かるハズが無い。しかし、「いい情報は高値がつくもの。この情報を買って儲けたら、すぐに元が取れるから安心」という業者の話を鵜呑みにして、買う人が多い。

 

…というもの。

手を変え品を変え、遥かな昔から存在し続ける悪質商法・詐欺の王道みたいなものです。

 

そんな悪質商法に関し、新たなニュースがひとつ。

mainichi.jp(2019/12/22)

 

為替相場の値動きを予想して投資するバイナリーオプションと呼ばれる金融取引を巡り、「1年間で投資額の200%の利益が出る」といったうたい文句で、大学生が投資用の情報が入ったUSBメモリを高額で購入させられるトラブルが首都圏で相次いでいる。

購入者が友人を勧誘して拡大していくマルチ商法(連鎖商法)になっているのが特徴だ。

 

53万円超のUSBを購入し、友人を勧誘したという東京都内の私立大学に通う男子大学生(21)が毎日新聞の取材に応じ、その実態を語った。

https://mainichi.jp/articles/20191220/k00/00m/040/226000cより。改行・強調等は筆者によるもの。以下同)

 

今回問題になっているのは、バイナリーオプションに関する話。ツイッターなどのSNSでも頻繁に目にする言葉です。通称「バイオプ」。

バイオプは、「為替の変動を予測し、値動きの上昇or下降に金を賭ける」というもの。

筆者に言わせれば「丁半博打」に近い。投資とは言えず、いちかばちかの「投機」にしか見えない。

 

そのバイオプを「簡単に儲かる」として言葉巧みに誘い、役に立たない情報が入ったUSBメモリを高値で売りつけ、あまつさえ被害者にカモを探させる「マルチ商法」の側面まである。

明らかにおかしい。近づくな危険!です。

 

f:id:tenamaka26:20191222212133p:plain

 

 

そもそも、そんなに簡単に儲かるのであれば、金融のプロである「銀行」「証券会社」が放置しておきません。

儲けの方法を独占し、一般人に渡すことはしません。

素人でも簡単に儲かるのであれば、プロは儲け幅を拡大できて当然。業界全体が大儲けし、リストラ・合併・廃業などという話は、一切無いハズ。

 

しかし、現実は違いますね。

業界全体が苦しんでいる。

バイオプを勧める人間が言う「簡単」といったものは、存在しないと考えるのが自然です。

 

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そんな怪しい商売に、悲しいかな引っかかってしまった被害者たち。

しかし、彼らも黙ってはいない。上記ニュースによれば、販売元を裁判の場に引きずり出しています。

その際、「高額USBメモリの中身」についても、言及されています。

  高額のUSBを購入させられた20代の大学生ら4人が今年9月、USBを販売している東京都品川区のコンピューター周辺機器販売会社などを相手取り、計約236万円の損害賠償を求める集団訴訟さいたま地裁に起こした。

 

弁護団の分析によると、被害者らが購入した投資用USBは、インターネットで無料公開されている為替相場をグラフで表示するソフトを改変したものだった。

次の5分間で為替が上がるか下がるかを予測する矢印が1日数回、グラフ上に表示される。矢印が表示される時間は決まっていないため、常にソフトを起動しなければならない。

 

訴状は「投資の経験や知識が全くなく、リスクの高い取引を行う資金もない大学生に勧誘を行った」と指摘。不適当な勧誘を禁止する特定商取引法などに違反していると主張している。

長田淳弁護団長は「価値のないものをあるように見せかけ、お金を借りさせてまで購入させており悪質。将来への不安を抱く学生につけ込んでいる」と指摘する。

 

12月6日に開かれた第1回口頭弁論で、会社側は請求棄却を求めた。9月の毎日新聞の取材に対しては「コメントできない」としている。

https://mainichi.jp/articles/20191220/k00/00m/040/226000cより)

 

高額USBの中身は、「ネットで無料公開されているグラフ表示ソフト」であり、特に珍しいものではない…とのこと。

「ネットで無料公開」ということは、その効果の程は…言うまでもないでしょう。

販売した会社は、ノーコメント。反論しないのか?出来ないのか?

 

そもそも、本当に「簡単に儲かる」のであれば、裁判にならないハズ。

販売元を訴えて取れる賠償額よりも、ずっと儲けが出る状態の方が良いに決まっています。

裁判になる時点で、いろいろお察し…です。

 

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この手の投資話で、未だに解けない謎があります。

 

(1)確実に儲かるのであれば、その手法を教えて貰って、儲けを出した後でレクチャー代金を払ってもよいハズ。

後払いでいいハズなのに、なぜ先払いなのか?

 

(2)確実に儲かるのであれば、参加人数は少ない方がいいハズ。

何故ならば、儲けは少人数で分配した方が、一人頭の分け前が増えるからである。

なぜ参加人数を増やそうとするのか?

 

この疑問に対し、きちんと答えてくれる業者が、どうも見当たりません。

まあ、そのうち「もっともらしい回答」を考えて、説得にかかる業者が出てくるとは思いますけれど。

 

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悪質商法や詐欺の手法は、悪質業者や詐欺師によって、常にアップグレードされていきます。

手を変え品を変え、被害者を増やそうとします。

 

手法が変わるので、常に未知の悪質商法・詐欺が蔓延する可能性があります。誰でも引っかかる恐れアリ…と思った方がいい。

相手に馬鹿にされようと、挑発されようと、納得のいかないものには手を出さない方がいい。

一人で抱え込まず、他の人に相談した方がいい。やましい事のある者は、第三者に情報を漏らされ・介入されることを嫌がります。家族や友人に相談しにくい場合は、消費者センター等が対応してくれます。

 

最大のポイントは、「とにかく、慌てないこと」です。

特に「振り込め詐欺」で顕著ですが、慌てれば正常な判断ができなくなります。

 

先んずれば人を制す…ではなく、急いては事を仕損じる

素人が投資を考える時は、後者を重要視した方がいいでしょう。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

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