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【2019年を振り返る 1】バイトテロの話、その後

2019年も、残りあとわずか。早いものです。

 

この時期になると、「2019年の重大ニュース」的な企画がアチコチで見られますが…。

当ブログでも、同様のネタをひとつ、やってみましょう。

題して、「今年騒動になったニュースの、その後」

 

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今年の初頭、とある炎上騒ぎがアチコチで発生しました。

いわゆる「バイトテロ騒動」です。

nlab.itmedia.co.jp(2019/2/9)

www.tokyo-sports.co.jp(2019/2/19)

 

チェーン系飲食店を中心に起きた、数々の炎上騒動。

それらに共通する点は…

 

◆若いアルバイト店員が、厨房やバックヤードで問題行為をやらかした。

◆問題行動の内容は、ゴミ箱に入れた食材を調理台に戻したり、床に落とした食材を鍋に入れたり、調理器具で股間を隠したり…等々、食べ物を提供する店としては最悪の行為。

◆やらかした者が、自ら問題行動を撮影し、その動画や画像をネットに上げていた。

◆騒ぎの当事者は「身内だけのネタで済ませる」という考えだったのだろうが、ネットは誰が見ているか分からない場所。身内以外の他ユーザーにより拡散されてしまい、大問題に発展。

◆問題行動を起こした者の個人情報が次々に暴かれ、実名・通っている学校名・顔写真なども拡散。関係各所に飛び火して、手が付けられない状況に。

◆こういう騒ぎは、いわゆる「まとめサイト」「トレンドブログ」の格好の餌食になる。無数のサイトに犯人の情報が残り、半永久的に晒される羽目に。

◆バイトを雇っていた店側にも大打撃。評判はガタ落ちで、多額の金銭的被害も出る。

◆問題行動を起こした犯人は、当然のことながらバイトを辞めざるを得ない。加えて、損害賠償を請求されることもある。

 

…こんな感でした。

 

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年初の騒ぎから1年ほどが経過し、バイトテロ報道そのものは少なくなりました。

飲食業界が「このままでは、いつ・どこで・どんな騒ぎが起こるか分からない」と考え、対策を講じたからでしょうか。

 

f:id:tenamaka26:20191208200542j:plain

(イメージ画像 https://www.pakutaso.com/20190905245post-23019.html

 

が、報道が少なくなったということは、その後の顛末も見え難くなったということ。

年初に騒ぎを起こした犯人が、今はどうなっているのか、あまり報道されていません。

 

「ワイドショーのネタとして飽きられたから、その後の様子はどうでもいい」では、ちょっと追跡不足です。

「バイトテロを安易に起こせば、最終的にどうなるか」という話をしなければ、忘れた頃に・またやらかす連中が出てくるでしょう。

再発防止の観点からすれば、もう少し詳しく述べて欲しいところです。

 

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そんなことを考えながらニュースをチェックしていると…見つけました。

「バイトテロを起こした犯人が、今どうしているか?」という話を。

hochi.news(2019/9/26)

テレビ朝日羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)で、「ニュースのその後、あの件はどうなった?」と題した特集を放送した。

 

番組では、今年2月に外食チェーン大戸屋」で、アルバイト店員が顔にマスクをかぶり下半身をおぼんで隠す不適切な動画を投稿したその後を追跡した。

いわゆる「バイトテロ」で、大戸屋はアルバイト3人を退職処分にし、全国290店舗で清掃・研修を行った。

退職した3人とは、今月に和解したことを発表した。


番組では、大戸屋ホールディングスの濱田寛明取締役を取材。

バイトテロで「売り上げで10パーセント近い減になりました」と明かし、当事者の様子は「外にも出られない時期が一時あった。猛省ですよね。泣きながら反省と謝罪です」と振り返った。

 

その上で、「おぼん等、あのとき使った備品は交換。弁護士との相談に関わる実費、それぞれ応分の額をお支払いいただくことで終了」したと明かし、当事者が未成年で同社にも管理監督責任があると判断し、法的措置は取らなかったと明かしていた。

https://hochi.news/articles/20190926-OHT1T50044.htmlより。改行・強調等は筆者によるもの)

 

上記ニュースに名前が出た「バイトテロの被害者」は、外食チェーン大戸屋」さんです。

騒ぎを起こした犯人は解雇し、弁護士を通じて損害賠償のやりとりがあったとのこと。

やりとりの中身までは分かりませんが、弁護士への相談・手続き費用だけでも、数万~数十万は軽く飛びます。

アルバイトの身には、重くのしかかる金額です。

 

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上記ニュースの中で、大戸屋さんは「売り上げで10パーセント近い減になりました」と仰っています。

大戸屋さんの様な大規模チェーンが、売り上げを10%も落とすとなれば、かなりの金額になるハズ。

 

大戸屋さんの財務ハイライト(https://www.ootoya.jp/ir/financial/)によれば、近年の年間売り上げは、約250億円前後。この金額から、10%が減ったワケです。

単純に計算すれば、25億円の被害となります。

 

仮に、この全額が「バイトテロが原因で発生した」となれば、犯人に賠償請求が行く可能性・大。

20歳そこそこのアルバイトの身で、25億円の賠償金支払い義務が発生…。

出世して年収1億円になり、収入の半分を賠償に充てるとしても、25億円の賠償を払いきるには50年かかります。

軽い気持ちで悪ふざけし、それで人生がアッサリ台無し。バイトテロは、超ハイリスク・ノーリターンの愚行です。やっちゃダメ。

 

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ネットの怖いところは、「情報が半永久的に残る」という点です。

 

バイトテロ騒ぎを起こし、個人情報が特定されたが最後、広範囲に情報が拡散。

名前を検索すれば「顔写真&起こした騒動の詳細」が出てきます。

この情報、企業の採用担当者に検索されたら、速攻で「この人は不採用」となるでしょう。同様の騒ぎを起こされたら、企業としてはたまらないでしょうから。

 

炎上して世間に叩かれ、賠償金を払う羽目になり、半永久的に騒動の情報が残る。

バイトテロを始めとする「不適切行為」の代償は、巨大です。

やってはいけない。

 

 

----------------(記事了)----------------

 

 

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