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【映画の話】「成功の後に、大成功する作品」の条件

先日、「貧乏なのに、成功した映画作品」について、記事を書かせて頂きました。

 

tenamaka26.hatenablog.com

 

例として使わせて頂いたのは、有名SFホラー『エイリアン』です。

 

この映画、制作費が低い部類の映画(B級映画)で、製作スタッフは色々な苦労をしました。

やりたいことは多いが、制作費が無い。

金が無いので、知恵を絞った。

その結果、作品は大ヒットしました。

 

『エイリアン』の初公開は、1979年。今から40年前の話。

かなり昔の映画なのに、今でも十分通用するクオリティで、「お見事!」としか言えません。

 

上記リンク先記事は、「制作費が無いのに、ここまでの名作を生み出せたのは何故?」という話を中心に書いたものですが…。

よくよく考えると、『エイリアン』に限らず、ヒットするB級作品の多くに共通する点が見えてきます。

人間の本能に訴えかけ、制作費の低さを長所に変えた結果、ヒットした作品は多い。

 

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しかし、「ヒットしたB級映画」は多くとも、「続編が製作され、その続編までもが高評価を得た」という超名作になれば…その数は、極端に少なくなります。

よくあるのは、「1作目は名作だが、2作目は駄作」という話。それを超えるレベルのシリーズ作品には、なかなかお目にかかれません。

 

「なぜ2作目が駄作になるのか?」を考えると、最も大きい理由は「1作目のヒットを見た映画会社が、更にヒットする作品を求めて、制作費を積み増す」というものでしょう。

1作目がヒットした理由は、「カネが無いから知恵を絞り、面白いアイデアが出た」というもの。制作費が潤沢にあれば、「カネに頼ってしまい、アイデアを出すパワーが減る」という状態になりがちです。

要は、”カネに甘える状態”になり易い。

 

また、1作目は「何でもいいから、面白いネタを出す」という自由な発想が許されていましたが、2作目は「1作目の設定をブチ壊しにしてはダメ」という枷があります。

ヒット映画を作るのは、そもそも難しい。そこに制約が加われば、更に難しい。

 

 

その様な難しい状況を克服し、「2作目も名作」との評価を得たシリーズは、本当に少ない。

その希少な作品の中に、『エイリアン』の続編であるエイリアン2があります。

 

(提供:Neowing)

 

当記事では、『エイリアン2』が高評価を得た理由について、掘り下げていきます。

その理由は、主に2つ。

 

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高評価を得た理由1

「前作のイメージを壊さない」

 

続編は「前作の続き」です。これが大前提。このことを忘れると、大失敗します。

前作の設定を活かさない続編は、「名前だけ同じ」という評価を受け、駄作のレッテルを貼られてしまう。

 

『エイリアン』と『エイリアン2』の関係で言えば…

 

『エイリアン』は、SFホラーです。獰猛な異星生物に、乗組員が次々と殺されていくという恐怖映画。この「恐怖」という要素を忘れて続編を作ってしまうと、途端に駄作になってしまいます。

エイリアン2』では、異星生物の恐怖要素をしっかりと残しています。音も無く忍び寄り、暗闇から突然現れて人間を襲うという場面は健在。

それどころか、エイリアンの数も質も、前作以上。イメージを壊さず、スケールアップに成功しています。

 

(提供:ホビーサーチ)

 

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高評価を得た理由2

「前作のイメージを壊さないままで、モデルチェンジする」

 

「前作のイメージを壊さない」という要素は大事ですが、そればかりにこだわると、「目新しいものが無いので、つまらない」となってしまい、駄作のレッテルを貼られてしまいます。

前作と同じで、なおかつ前作と違う。こういった”相反する要素”を上手に混ぜ込んだ作品を作らねばならない。これが最大の難点です。

 

エイリアン2』の場合、「ホラーでありながら、ホラーではない新しい要素」を入れないと、観客に飽きられてしまいます。

この問題に対し、『エイリアン2』の監督である「ジェームズ・キャメロン」氏が出した答えは、「エイリアンとの全面対決」というもの。

要は「SFホラーに、アクション要素を加えた」というワケです。

 

(提供:ホビーサーチ)

 

『エイリアン』では、人間が怪物に襲われる一方でした。が、『エイリアン2』では、多くの対抗策を用意して戦いを挑みます。

これが見事にヒット。観客が『エイリアン』で溜めていた恐怖感や鬱憤を、『エイリアン2』で盛大に晴らすことになり、非常に好評でした。

ホラーの要素を壊さないままで、ホラー以外の要素を取り入れることに成功したのです。

 

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「前作を大切にしながらも、前作と違うものを作れ」

この要求を別の言葉で言い換えれば、「期待を裏切らず、予想を裏切れ」となります。

 

前作を見たファンが、前作のイメージから来る期待を胸に、続編を見に来る。

そこで「期待ハズレ」と言わせるわけでもなく、「期待通りだけど、まあこんなもん」とも言わせず、「期待以上で驚いた」という感想を抱かせる。

観客にこう思わせてこそ、「成功した続編」と言えます。そこまで凄い作品には、そうそうお目にかかれません。傑作という言葉がピッタリの作品です。

 

 

エイリアン2』は、1986年の作品。今から33年前の旧作です。

しかし、このレベルの傑作になると、30年やそこらでは色褪せない面白さがあります。ヘタな最新映画よりも、ずっと見応えがあります。

 

まだご覧になっていらっしゃらない方は、是非とも『エイリアン』と『エイリアン2』を続けて鑑賞して頂きたいところ。

秋の夜長に、いかがですか?

 

 

-----------------(記事了)-----------------

 

 

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