makaran宝箱

時事ネタ・法律・エンタメなどなど、様々な話題を分かりやすく&面白く味付けしてお届け!

【マンガの話】『あさりちゃん』の、予言と苦言

長年愛されている有名漫画あさりちゃん

ご存知の方も多いハズ。

日本のマンガ業界の中でも、数少ない「コミックス100巻超え」の作品であり、アニメにもなった人気作品です。

 

2014年に本連載は終わりましたが、物語が完結したわけではなく、たまに復活しています。

つい先日も、『令和のあさりちゃんとして戻って来ました。

 

sho.jp(2019/10/3閲覧)

 

今回登場したあさりちゃんは、どう見ても「プリキュア」ですね。絵柄が変わりすぎ。

まあ、本来の姿は「ギャグ漫画」なので、こういう展開もアリです。

 

----------------------------------

 

この『あさりちゃん』ですが…。

基本的には、主人公である小学生「浜野あさり」を中心としたドタバタ劇を描く内容になっています。

が、たまに時事ネタ・流行モノを取り上げる話があります。その辺りは『こちら葛飾区亀有公園前派出所こち亀)』と同じ。

 

その手の”時事ネタ回”の中に、「これは…耳が痛い」と苦笑いしてしまうエピソードがあります。

その話は、1997年初出のもの。コミックス第54巻に収録されています。今から20年以上前に描かれたことになりますね。

 

(提供:Amebaマンガ)

 (著:室山まゆみ 小学館)

 

そのエピソードタイトルは、「ああ消費税」

1997年3月までの消費税率は3%でしたが、「4月から、5%へ増税される」となり、浜野家が大騒ぎになるという話。

この中で、いろいろ耳の痛いことを、あさりちゃんの姉である「タタミちゃん」が言っています。

その内容が「予言的なものである」として、ちょっとした話題にもなりました。

 

----------------------------------

 

「ああ消費税」の内容は、大体以下の様なもの。

 

▼1997年春。消費税が3%から5%に上がる。

▼主人公・浜野あさり(あさりちゃん)の家は大騒ぎ。「絶対使うもので、腐らないものは、増税前に買いだめするのよ!」と叫ぶママ。大量のトイレットペーパーやティッシュ等を買いだめしてしまい・収納場所がなくなって・あさりちゃんやタタミちゃんの部屋が物置状態になってしまった。

▼呆れるあさりちゃん達にむかって、ママは「主婦は、家計を守る義務があるのよ!」と怒鳴る。

▼ここで、ふと考えたタタミちゃん。

「私達はまだ子どもだけど、年月が経って大人になる頃には、消費税が10%になっているかも知れない

 

▼更にタタミちゃんは続ける。

「給料より、物価の方が激しく上がるから、”昇給で何とかなる”と思ってはいけない」

「海外では、消費税がもっと高いというけれど、物価や福祉の水準を言わずに・消費税率のみを問題にするのは、何かおかしい」

「日本人は、政治に無関心すぎる。もっと政治に関心を持つべきだ」

▼タタミちゃんの主張を聞いた、妹のあさりちゃんの感想は…「よく分からん」。

 

▼タタミちゃんの主張は止まらない。

「私が言いたいのは、選挙や政治に無関心なのに、税金が少し上がるというだけで右往左往する大人になってはいけない…ということ」

「雨が降っているから選挙に行かないとか、公約で選ばずに・顔やイメージで投票先を決めるとか、そういうのはダメ」

 

▼タタミちゃんは、最後にこう締める。

「私達は、子どもの頃から、世の中を見詰める目を持たなくてはいけないのよ!」

 

----------------------------------

 

いやはや、凄いですね。

タタミちゃんは、「頭脳明晰で優秀な姉」というキャラですが、ここまでの主張をするとは…。

 

ただ、タタミちゃんの主張内容は、至極真っ当なもの。

「消費税率が10%になる」という主張は、そのまま現実になりました。

他にも「政治に無関心なくせに、ちょっと値段が上がるからといって慌てる大人。ああはなるまい」という言葉。かなり耳の痛い言葉です。

 

先ほども書きましたが、「ああ消費税」の初出は1997年

それから20年以上経過しましたが、タタミちゃんの主張内容は、そのまま現代にも通用する面があります。

今回・2019年の消費増税でも、トイレットペーパー等を買いだめする人が続出していましたしね。

 

----------------------------------

 

タタミちゃんの主張で、特に重要な点は2つ。

「2%の増税でアタフタする前に、増税を決める政治に対して関心を持つべき」

増税推進派は、外国の高い消費税率を取り上げたがるが、外国の福祉や物価などは取り上げない。双方のバランスが大事なのに、税率ばかり言われても意味不明」

 

マンガの話とはいえ、大人が・小学生に説教される形になっています。

しかし、タタミちゃんの主張内容は正しい。言われたママは、ぐうの音も出ない。

 

できれば、こういう説教は「マンガの中だけの話」に留めたいところです。

現実世界で、似た様な光景を見たくはない。

しかし、現状はどうか?…といえば、タタミちゃんから説教を喰らいそうな人が…。

 

----------------------------------

 

消費税率は、1997年3月の「3%」から見れば、今回の増税約3倍に増えました

しかし、国民の暮らしが3倍増しの豊かなものになったか?といえば、そんなことはありません。

そうなる理由には様々なものがあるでしょうが、タタミちゃんの言う「政治に関心を持たない大人が多い」という点はあるでしょう。

その証拠に、投票率は下がる一方です。

 

投票率が下がれば、「組織票を持つ者」が当選し易くなります。カネとコネを持つ者が強いという状況。

そういった状況が続いてきて、今に至るワケです。

変えるには、政治に関心を持ち・自分の頭で考え・シガラミに縛られない投票をすることが必要。

 

「タタミちゃんに説教される大人」にならない様に、シッカリとした考えを持ちたいですね。

そうしないと、20年後の2039年頃には、消費税が30%くらいになっているかも。

そんな未来を、次世代に残したいですか?

 

 

-----------------(記事了)-----------------

 

 

↓↓書店リンク↓↓

あさりちゃん』第54巻

 

【Amazon】

【Yahoo! ショッピング】

【楽天kobo】

 

【7net ショッピング】

【Amebaマンガ】 (試し読みアリ)

【Book Live!】(試し読みアリ)

【BOOK☆WALKER】(試し読みアリ)

【ebook-japan】  (試し読みアリ)

 

【Renta!】(試し読みアリ)

【コミックシーモア】(試し読みアリ)

【総合書店 honto】 (試し読みアリ)

【ひかりTVブック】 (試し読みアリ)

【漫画全巻ドットコム】