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【思考訓練の話】「見出し」や「題名」の裏側

2019年10月1日。

かねてからの予定通り、消費税が10%になりました。

今回は「軽減税率」という複雑な仕組みが導入されており、今までの増税に比べて混乱を起こし易い状況になっています。

そして、その心配通り、各地で問題が発生しています。

 

ポイント還元はや混乱 「5%」を「2%」登録ミス事例 中小店「国の対応ずさん」|【西日本新聞ニュース】

ミニストップ、会計で誤計算 増税直後にシステム障害:朝日新聞デジタル

神戸新聞NEXT|総合|キャッシュレス浸透まだまだ 店主ため息「手続き煩雑」

発券できない、旧運賃のまま…消費増税、各地でトラブル - 毎日新聞

 

こういった問題は、そのうち解消されていくのでしょうが…国民への負担は解消されない。

加えて、「こんな状況なら、節約して買物を減らしたほうがマシ」と考える人が多発し、消費も冷えるでしょう。

決して良い話ではありません。

 

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が、見方を変えれば、「あることが、簡単にできるチャンス」という側面もあります。

 

何のチャンスか?

それは「情報の信憑性を判断するチャンス」です。

そして、その”信憑性判断”を通して、「物事を理論的に考えるスキル」が身に付きます。

修行にはもってこいのタイミング。

 

 

では、訓練教材となる書籍を御紹介します。

タイトルは『安倍政権は消費税を上げられない』です。

 

 (提供:Neowing)

 

『安倍政権は消費税を上げられない』が世に出たのは、2018年末

著者は荻原博子(おぎわら・ひろこ)氏。かなり有名な経済ジャーナリストで、テレビ番組にも出演されています。

 

この書籍、題名だけを見ると「ハズレ!不正解!」と苦笑いして終わりですね。

なぜなら、安倍政権で消費税は10%に上がったのですから。

しかし、本の中身を読むと、笑って終わりにするのは勿体無い

 

荻原氏が「消費税を上げられない」と主張するのには、それなりの根拠があります。この書籍内にもきちんと書いてあります。

筆者が考えるに、その根拠にはスジが通っている。根も葉もないデタラメには見えません。

 

それでも、消費税は10%に上がってしまったのが現実。荻原氏が2018年末に主張した内容は外れてしまった。

それはなぜか?

その「外れた理由」を考えることで、思考の訓練になります。

 

訓練を通して身につけたスキルは、次の機会に活かせます。

何か新しい話を見た時に、「この主張、スジが通っている様に見えるけど、本当か?」という考えを巡らせ、信憑性を判断できます。

訓練をやって、損はないでしょう。

 

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では、荻原氏が『安倍政権は消費税を上げられない』で述べた、「消費税を上げられない根拠」とは何か?

その理由はシンプルです。増税する政権は、選挙に悪影響を及ぼすから」です。

自民党公明党政権が増税を決めれば、次の選挙は自民・公明に不利なものになります。至極当然の流れです。「国民の負担を増やすことで、印象が良くなる政治家」は少ない。

 

政治家が最も恐れるのは、選挙で落ちること。

落選の可能性を増やす行為は、できるだけ避けたい。

その為、増税しない。

…こういう三段論法で、「消費税を上げられない」と荻原氏は主張しました。

スジは通ってますね。

 

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しかし、消費税は上がった。なぜか?

その答えもシンプル。「選挙で負けなかったから」です。

 

2019年には、「統一地方選」「衆院補欠選」「参院選」という、大きな選挙がありました。

選挙結果は、自公大敗…とはならず。

消費増税を掲げた上で、この結果。政治家側に、消費増税を止める理由はありません。

荻原氏が読み違えたのは、ここですね。予想していたレベルより、選挙に与える悪影響が少なかった。その為、安倍政権で消費税10%になった。「安倍政権は消費税を上げられない」とはならなかった。

 

本の題名だけを見て「当たった」「外れた」で終わると、この流れを理解できない。

流れを理解すれば、似た様な話が再び出た時に、「自分の頭で分析する」という選択を採り易くなります。

 

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本の題名だけで終わるのではなく、中身を読んで考える。

そのうち、本の内容が正しかったかどうかの答えが出る。当たった部分・外れた部分がハッキリする。

その結果をまた分析し、次に活かす。

…こういう訓練を通して、考える力が付きます。考える力は、大きな財産です。

考える力を磨かないと、「記事の見出しや、本の題名に躍らされる」という状況に陥ります。これは良くない。

 

もっと言えば、「考える力を磨かないと、詐欺に引っかかり易くなる」ということ。

「儲かります」「絶対成功します」などの甘い言葉に踊らされるのではなく、なぜそう言えるのか?という理由を探る。それが重要。

 

同様に、「考える力を磨かないと、ネットのデマに引っかかる」とも言えますね。

つい先日起こった「煽り運転の同乗者女性デマ」も、ネット発の話。デマに引っかかって拡散した人、多かったのではないでしょうか。

今、拡散した人の特定作業が進んでいるハズです。中身を考えないまま、安易に情報を広めると、裁判の場に引きずり出されることもあり。

www.jiji.com(2019/8/23)

 

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見出しや表面的なものだけで判断するのは、危険です。

しっかり中身を吟味した方が良い。

吟味の為には、考える癖を付け、スキルを養う必要があります。

 

考える力を磨くには、普段からの積み重ね・訓練が大事。

訓練の教材は、いたるところに転がっています。

今回紹介した書籍『安倍政権は消費税を上げられない』は、そのひとつ。

 

養った思考能力は、いつか必ず役立ちます。

正解という概念が曖昧になった現代日本では、尚更重要となるスキルです。

無理の無い範囲で、普段からコツコツと磨きましょう。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

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