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【生物の話】HPと防御にスキル全振りした、最強生命体(※虫系が苦手な人は注意!)

本日は、とある生き物に注目します。

一部オカルトファンの間では「地球外生命体だ!」との噂すらある、驚異の生命体についての話です。

 

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クマムシという生き物がいます。

ご存知の方は、ご存知のハズ。

 

この「クマムシ」。楽曲を出している芸人さんのことではなく、とある野生生物の名前です。

リアル画像を出してもいいのですが、苦手な方もいらっしゃると考えますので、実物をモデルにした「ぬいぐるみ」の画像をご覧頂きましょう。

(提供:「Switch-On!」YahooJapanストア)

 

上記画像が、クマムシのぬいぐるみ。かなり実物に近い姿をしています。

ズングリムックリした、ちょっとメタボっぽい格好ですね。

 

この生き物、クマ「ムシ」という名前ですが、昆虫の仲間ではありません。

動物には違いありませんが、もっと別の生物です。

分類上は「緩歩動物(かんぽどうぶつ)」というカテゴリに入る生き物。

足が8本で、ゆっくり歩く生き物です。

 

クマムシは、かなり小さな生き物。1000種を超える様々な仲間が存在しますが、大きいものでも「やっとこ1ミリメートル程度」というもの。

肉眼で見ることは難しく、顕微鏡が必要になります。

 

クマムシの生息域は、地球全土。

都心の雑踏の中にもいますし、田舎の山の中にもいます。暑い地域にも、寒い地域にもいます。陸上だけではなく、水中にも住む生き物。そこらじゅうにいます。

 

食べ物は種によってバラバラ。コケや藻を食べるクマムシもいれば、他の生物を食べる肉食系もいます。

(なお、「人間に対し、強烈な害を与える」という話は、筆者の知る限りでは…ありません。)

 

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小さくて、ゆっくり歩き、そこらじゅうにいる「クマムシ」の仲間。

派手に暴れるわけでもなく、口から火炎を吐くわけでもなく、地味な部類の生き物です。

 

しかし、クマムシには「他の生物には見られない、驚異の能力」があります。

それは「環境適応能力が、異様に高い」というものです。

 

そのレベルは、人間の比なんてもんじゃありません。

架空のヒーローである「スーパーマン」「スパイダーマン」「アイアンマン」「仮面ライダー」「スーパー戦隊」等々よりも、遥かに強力かも。

 

例えば、以下の様な「超絶・過酷環境」でも、クマムシなら平気という研究結果があります。

 

◆温度変化:高温なら100℃くらいは平気。低温なら絶対零度(マイナス273℃近辺)まで平気。

◆気圧変化:数千気圧の超高圧でも平気。逆に、真空状態でも平気。

放射線耐性:「人間にとっての致死量」の、5000倍以上の放射線を浴びても平気。

◆化学物質耐性:100%のアルコールを浴びても平気。

 

この話を初めて聞く方が、「本当に生き物なのか?」「サイボーグか何かじゃないの?」と思ってしまったとしても、全く不思議じゃありません。それくらい異様な光景です。

冒頭に述べた「クマムシって、地球外生命体じゃないの?」という話も、本当のことの様に思えてきます。

(ただ、今の所は地球外生命体であるとの証拠は出ていませんが)

 

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クマムシの異様な生命力・防御力の秘密は、「乾眠(かんみん)」という仕組みにあります。

 

クマムシは、過酷な環境下に置かれると、体内の水分を失い「ミイラの様な状態」になります。これが乾眠。

乾眠状態では、生命活動(代謝)もストップ。仮死状態になります。この状態の時、防御力がMAXになり、先述の過酷な環境に耐え得るのです。

 

通常、クマムシの寿命は「長いものでも、1年程度」だそうですが、乾眠状態に入れば話は別。10年くらい眠り続け、蘇生したという記録もあります。

「保存環境さえ整えてやれば、半永久的に眠り続けるかも」と考える学者さんもいます。

エイリアンというか、ゾンビというか…。

 

なお、「水をかければ、元に戻る」というから、更に驚きます。

そんな簡単な方法でいいのか…。

 

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世の中には、まだまだ分からないことだらけ。

「生物には、こんな能力は無い」と考えても、クマムシが常識をひっくり返します。

人間の考えることは、小さいものですね…と、改めて思い知らされる話です。

 

 

ちなみに、リアルなクマムシの顕微鏡写真は、以下リンク先にて。

微生物・虫系画像の苦手な方は、見ない方がいいかと…。

 

地上最強生物!? クマムシ | ナショナルジオグラフィック日本版サイト(2013/7)

 

第3回 堀川大樹 宇宙生物学とクマムシと私(前編) | ナショナルジオグラフィック日本版サイト(2014/4/24)

 

第4回 堀川大樹 宇宙生物学とクマムシと私(後編) | ナショナルジオグラフィック日本版サイト(2014/5/8)

 

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最後に。

 

このクマムシに関し、とあるニュースが流れていました。

 

withnews.jp(2019/9/10)

 

上記リンクは、クマムシ研究をされている学者「鈴木忠(すずき・あつし)」先生へのインタビュー記事です。

この記事に、以下の記述が。

クマムシの研究は難しいことじゃないかもしれないけど、誰にでもできることでもない。小さすぎるので設備がないと極められません。やりたいと思う人がやらなければと思います」

 

それでも、こういったクマムシの研究は、社会に直接、関係しにくい分野です。クマムシなんて得体の知れない小さな虫が何の役に立つんだ、と考えたことはある」と明かします。

 

そんな中、たどり着いた答えは「面白い、だけでいいんじゃないですかね」。

「お金がものすごく動く分野であれば違うかもしれませんが、『必ず社会の役に立つ』『こういういいことがある』と言うこと自体がちょっと胡散臭いですよね」

 (https://withnews.jp/article/f0190910001qq000000000000000W06910101qq000019778Aより。改行・強調等は筆者によるもの)

 

鈴木先生が語った、この指摘。

これが、今の日本に大きく欠けている点だと考えます。科学分野に限ったことではなく、現代の日本社会のあらゆる所に存在する問題です。

早く何とかしないと、日本は弱る一方でしょう。

 

「弱る」というのは、どういうことか?

詳しくは、次回記事にて。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

【参考書籍】

クマムシ博士の「最強生物」学講座』

【au Wowma!】

【Book Live!】

【BOOK☆WALKER】 (試し読みアリ)

【ebook-japan】 (試し読みアリ)

 

【e-hon】  

【Neowing】 

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