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【医療の話】なぜ?と問われても、理由を言えない民間治療法

迷信。

おまじない。

占い。

科学万能と言われる現代でも、こういうものは数多く存在しています。

(寧ろ、こういうものの関連商品が、バカスカ売れるという話をよく聞きます)

 

筆者は、こういった「迷信」や「占い」の類のものを、悪だとは思いません。

話のネタだったり、気休めだったりする分には、とても良いものだと考えます。

 

迷信や占いには、理路整然とした根拠がありません。再現性にも乏しい。盲信は禁物です。

他方、人を元気にさせるパワーはあります。ほんのちょっとしたことで、人の心は元気になれるもの。「占いの結果が良かったから、今日は何だか楽しい気分」となれば、非常に結構なことです。

 

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しかし、話が「医療分野」に及ぶと、事情は変わります。

根拠の無い話を、健康・命の分野にまで及ぼすのは…よくない。危険性が激増します。

「古くから言われているから」というものだけが根拠の場合は、特に危険。一度は検証してみないとNGです。

検証の結果「”古くから言われていること”の、内容が正しい」となるまでは、安易に信じない方が身の為です。

 

そんな「健康分野に関する迷信」の話で、実は危険だ…というネタをひとつ御紹介します。

 

yomidr.yomiuri.co.jp(2019/9/7)

 

「魚を食べていて、気付かずに小骨を飲み込んでしまい、どうやらノドの中に刺さったらしい」

こんな時に、どうすればいいか?

 

割とよく聞く方法が、「ご飯の小さな塊を、噛まずに飲み込め」というもの。

ご飯の粘着力で小骨をくっつけ、塊の重量で胃に引きずり落とす…という理論でしょうか。

 

しかし、「それは間違いだ」と、上記の読売記事は指摘しています。

 

 痛い。アジを食べたら骨が喉に刺さっちゃって。ご飯を丸のみするといい、と聞いたけど。

 

ヨミドック 丸のみ? ダメですよ。

 

 どうして?

 

 「へんとうせん」とも呼ばれ、喉の奥の左右から出っ張っている「口蓋へんとう」や、舌の奥にある「舌へんとう」に骨はよく刺さります。

ご飯を丸のみすると、こうした場所に刺さった骨を押し込んでしまうことがあります。クギを金づちでたたくイメージです。太い骨が深く刺さると 化膿かのう しやすくなります。

 (https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20190826-OYTET50006/より。改行・強調等は筆者。以下同)

 

上記引用は、マスコットキャラの「ヨミドッグ」と、質問者との対談方式になっています。

これによると、「魚の骨が抜けるどころか、余計に酷くなる可能性がある」とのこと。

 

じゃあどうすればいい?…となり、更に続きを読むと、「酷い場合は病院に行って、医者に除去して貰いなさい」というオチに。

まあ…そういう結論になりますよね。

 

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ここで注意点がひとつ。

「ネットニュースにおいて、ひとつのソース(情報源)だけを鵜呑みにすると、痛い目に遭うかもしれない」

 

当記事も、この注意点を守り、上記の読売記事とは別のソースを探してみました。

その際、できるだけ「信用度の高い情報源」を探す様に心がけることが重要。「得体の知れない、健康食品販売ブログ」といったものは避けた方がいい。

 

そう考えながら検索していると、以下の記事がヒット。

 

www.machida.tokyo.med.or.jp(2019/9/9閲覧)

 

上記リンクは、東京都町田市の「町田市医師会」のページ。

町田市のページからもリンクが張られているので、得体の知れないページである可能性は低いでしょう。

 

上記ページには、こう書かれています。

魚の骨が喉に引っかかった・・・と受診される患者さんは意外と多いです。いわゆる「魚骨異物」と呼称されていますが、このような時に皆さんはどのように対処されますか?

巷では「ご飯を丸呑みするとよい」といわれているようですが、これは本当に正しいのでしょうか?


答えは「ノー」です。というか絶対にやってはいけません。

理由は刺さっている骨を金槌で叩くように、粘膜の奥に押し込んでしまう事があるからです。

 

「オレはこの方法で取れたことがあるぞ」というお方、それはたまたまラッキーだっただけです。これからはお願いですからやめてください。

不思議な事に、骨を取ろうとしてご飯を丸呑みしたという患者さんは非常に多く、ある意味驚いています。

https://www.machida.tokyo.med.or.jp/?page_id=9527

 

読売記事も、町田市医師会ページも、同じ事を言っています。

どうやら、「ノドに刺さった魚の小骨を、ごはん丸呑みでは除去できない」という話は、怪しい情報ではなさそうです。

 

f:id:tenamaka26:20190909171346j:plain

(イメージ画像 https://www.pakutaso.com/20170414096post-10954.html 

 

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何が「迷信」で、何が「根拠の確かな事実」なのか。

何が「デマ」で、何が「本当のこと」なのか。

これらを完全に判別するのは、思ったより困難です。

 

高度なネット社会である現代。怪しい情報は、そこらじゅうに溢れています。

変な情報を鵜呑みにしない為、普段から情報の裏取りを行う訓練をしましょう。

 

特に怖いのは、「速報ニュース」「医療・健康関係」「金儲けの話」の3つ。

よく分からないままで引っかかり、巨大な被害が出ることも多々あり。

場合によっては、被害者ではなく加害者になってしまう可能性すらあります。

 

「初めて聞く情報」を信じる前に、一度は「なぜ?」と思う。

分かったつもりの話をそのままにせず、「本当だろうか?」と確かめる。

そんな癖付けが大事。

 

 

頭では分かっていても、なかなか難しいことですが…。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

【参考書籍 書店リンク】

『健康を食い物にするメディアたち ネット時代の医療情報との付き合い方』

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