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【令和特撮の話】リアル重視か? エンタメ性重視か?

先日、驚きの発表が。

新世紀エヴァンゲリオン』『シン・ゴジラ』等で有名なクリエイター「庵野秀明(あんの・ひであき)」氏が、新たな実写映画を手がける事に。

 

今回のモチーフは、あのウルトラマンです。

 

nlab.itmedia.co.jp(2019/8/1)

 

上記記事から読み取れるのは、以下の8点。

 

(1)公開は、2年後の2021年。

(2)脚本のプロトタイプは、2019年2月に作成済み。

(3)『シン・ゴジラ』と同じく、作品の原点に戻った上で、独自の味付けをする。

(4)庵野氏は、最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の製作が終わってから、ウルトラマン製作チームに合流予定。なお、エヴァの公開予定は2020年6月。

 

(5)舞台は現代社会。遠い未来の出来事ではない。

(6)「ウルトラマンになる男」が存在。つまり、「人間からウルトラマンに変身する」という設定で描かれる。

(7)対象は全年齢。「子供向け作品」では終わらない。

(8)庵野氏とペアを組んで製作指揮に当たるのは、『シン・ゴジラ』の時と同じく「樋口真嗣(ひぐち・しんじ)」氏。

 

 

コンセプト的には、『シン・ゴジラ』とほぼ同じ流れですね。

どういうウルトラマンが出現するのか、非常に楽しみです。

庵野氏のことなので、「ウルトラマン」という単語を使わないかも?)

 

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期待に胸膨らむ「シン・ウルトラマン」ですが…気になる点が。

 

それは、ウルトラマン』は『ゴジラ』と違い、庵野風の味付け”をやり難いのでは?…と思わしき要素がある事。

少なくとも、以下の2点が気になります。

 

(1)ウルトラマンは、「正義VS悪」の構図が出易い

シン・ゴジラ』の主要キャラは、言うまでも無く「ゴジラ」です。

このゴジラは、正義とか悪とかの評価が下せない存在。一種の「大災害」に分類されるものです。

シン・ゴジラ』では、この災害(ゴジラ)に対し、日本政府関係者を始めとする「各分野のエキスパート」が立ち向かう展開になっています。

 

それに対して、ウルトラシリーズにありがちなのは「悪意を持った侵略者」を相手にしたバトル。地震や台風といった「純粋な自然災害」に立ち向かう描写は少ない。

仮に、相手が「悪意のある侵略者」だとすれば、対するウルトラマン「正義の味方」という立ち位置になってしまいます。これでは、子供向けになり過ぎる。

 

庵野作品の魅力のひとつに、「善悪といった”安易な二元論”に納まらない構図」というものがあります。「正義が悪を倒して終わり」というシンプルな話ではなく、もっと複雑な話が多い。その複雑さが、作品の深みを増しています。

「エエモンvsワルモン」の図式になり易いウルトラマンを、どうやって庵野風に仕上げていくのか?…気になります。

 

(提供:ホビーサーチ)

 

(2)「科学特捜隊」の存在

ウルトラシリーズのお約束として、「ウルトラ超人をサポートする防衛組織」の存在があります。『ウルトラマン』に登場した組織は、「科学特捜隊(科特隊)」です。

 

この「科特隊」ですが、正体不明の怪獣や宇宙人と戦うのが仕事。

至極稀ではありますが、「科特隊が、ウルトラマンの助けを借りずに、独力で相手を退治した」という話もあります。

その為、「科特隊」の武装は、超強力光線銃や宇宙言語翻訳機といった、「現代には存在していない架空技術」をベースにしたアイテムが多数登場。

こういったアイテムが無いと、「科特隊」というよりは「警察」や「自衛隊」になってしまいます。それでは、ウルトラシリーズの特色が半分消された形になり、ちょっと違和感が残ります。

 

一方、科特隊を出したら出したで、『シン・ゴジラ』で見せた”庵野風の味付け”がやり難くなってしまいます。

シン・ゴジラ』の魅力は、「メカゴジラ」や「スーパーX」といった「対ゴジラ用・超兵器」を出さず、あくまで「リアルな日本政府」と「リアルな社会インフラ」の範囲内で、ゴジラを迎撃する点。

「原理が不明だけど、とにかく凄い威力が出る兵器」という描写で片付けず、あくまでリアリティを重視するので、面白い作品になるのです。

 

「シン・ウルトラマン」では、このバランスをどう取るのか?

そこが難しい所であり、製作サイドの「腕の見せ所」でもあります。

 

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上記の通り、懸念する要素はありますが…。

逆に、大いに期待する点もあります。

 

「シン・ウルトラマン」は、”ウルトラマンの原点に戻る”というコンセプト。

その原点を辿っていくと、1966年に放送された、元祖『ウルトラマン』に当たります。

この『1966年版・ウルトラマン』ですが、怖いエピソードや、深いエピソードがチラホラ。

悪い相手をやっつけて終わり…ではなく、「相手が悪さをするのは、人間に原因があるよね?」という闇の深い話が、いくつか存在します。

 

筆者が考える”最も闇の深い話”は、第23話の「故郷は地球」というエピソード。

内容をザックリ言うと、

 

 

▼某国政府が、宇宙探査計画を進めていた。

▼計画は順調に進み、宇宙飛行士を送り出せるレベルにまで達した。

▼しかし、飛行士を送り出した後でアクシデント発生。飛行士を地球に戻す事ができなくなってしまう。

▼某国政府は、国際社会からの批判を恐れ、失敗を隠蔽。飛行士に対して救助を出さなかった。

▼宇宙を漂流し、とある地球外惑星に辿り着いた飛行士。彼は、自分を見捨てた体制側を憎悪。異形の姿に変化しても恨みを忘れず、復讐の為に地球へ帰ってきて…。

 

 

こんな感じです。

明らかに、人間が悪い。

上記エピソードの様な「闇の深い話」を下敷きにすれば、庵野氏の持ち味が十分に発揮可能では?

 

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原点に戻り、原点を超えるのか?

そんな期待の膨らむ、「シン・ウルトラマン」。

公開が待ち遠しいですね。

 

ただ、その前に『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』をキッチリ終えて貰わないと…。

庵野監督、『エヴァ』と「ウルトラマン」、どっちも楽しみにしています。

 

 

---------------(記事了)---------------

 

 

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