makaran宝箱

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【謝罪会見の話】上手に謝罪しておけば、大騒ぎを回避できたろうに…

本日は、とある書籍の紹介を。

教養本・ビジネス本に分類されるものです。

タイトルは、『よい謝罪~仕事の危機を乗り切るための謝る技術』です。2016年に出版された本。

 

この本の作者は、竹中功(たけなか・いさお)」氏。

大阪出身の作家さんです。

最近は、文化放送で「竹中功のアロハな気分」というラジオ番組のパーソナリティーをやっていらっしゃいます。

 

www.joqr.co.jp(2019/7/30閲覧)

 

竹中氏は、「危機管理コンサルタント」という肩書きでも活動されていらっしゃいます。

氏は、企業や団体における「ネット炎上事案の防止」や「炎上後の謝罪」等について、豊富な経験をお持ちの方。

その経験を活かして執筆されたのが、この『よい謝罪~仕事の危機を乗り切るための謝る技術』です。

 

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この「竹中功(たけなか・いさお)」氏ですが…過去の経歴を拝見すると、ちょっと興味深い話が。

 

竹中氏が、35年もの長い間勤務し、様々な仕事をされた有名企業があります。

その企業の名は吉本興業

今現在、大騒動の渦中にあるエンタメ企業、お笑いの「吉本興業」です。

 

(提供:au Wowma!)

(著:竹中功 日経BP社)

 

竹中氏は、1981年から2015年まで、吉本興業の社員として勤務されていました。

現在は独立し、「モダン・ボーイズ」という会社に所属しておられます。

Isao Takenaka | modernboys

 

吉本時代には、企業としてのリスク管理や、不祥事発覚後の謝罪会見等を担当。その仕事内容が評価され、ついたあだ名が「謝罪マスター」。

もし、竹中氏が、2019年現在も吉本興業に所属し、先の「闇営業騒動」に関する一連の会見を仕切っていれば…。

かなり違う形で、騒動が動いていたかもしれません。

 

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竹中氏の考えで興味深い点は、リスク管理や謝罪の重要な点を、分かり易い言葉で説明されている事

例えば…

 

「誰が・誰に向かって・何を謝罪するのか、明確にする」

「被害者がいれば、被害者の気持ちを最優先する。そうすれば、他人事と考えにくくなる」

「常日頃から、もしこんな事が起きたらどうしようと考え、準備をしておく。事件が起こってからアタフタしたのでは遅い」

「逃げ腰の謝罪は、逆効果。火に油を注ぐ様なもの」

 

こういう事を、ハッキリと述べています。

 

 

上記の4項目。

これらは、一連の闇営業問題で、吉本側の不手際・手落ちが目立った要素です。

 

「誰に向かって謝罪しているのか」は、もうゴチャゴチャ。

詐欺集団に金を取られた被害者に向かって謝っているのか、番組の差し替え等「余計な手間を強いられた」というテレビ局に向かって謝っているのか、他の吉本芸人に向かってなのか、視聴者に向かってなのか…物凄くカオスな状態。

 

「他人事と考えない」という点も、かなり怪しいですね。

アチコチから対応を突っ込まれ、動きが取れなくなってから謝罪会見するもグダグダ。自分の問題として真剣に考えていれば、あそこまで意味不明な動きになったとは思えません。

 

「常日頃から、発生しそうな問題を考える」という点も同様。

そもそも、吉本では「食っていけない芸人が、自分の裁量で仕事を引き受けるシステム」になっており、それを放置していたのは吉本側。ちゃんと管理する体制にしておけば、リスクは減ったハズ。

 

「逃げ腰の姿勢は、火に油」というのは、正にそのまま。

グダグダ会見では、「冗談だった」「そんなつもりはない」を連発。誤魔化して逃げようという印象しか無かった。

 

竹中氏の危機管理思想からは、どれもこれもハミ出た形になっています。

 

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とはいえ、竹中氏も吉本興業に勤めていた方。

若手の安すぎるギャラや、芸人が自ら仕事を取る「直営業」のリスクについては、よく承知していたハズ。

長年勤めていても、その辺りを解決しきれなかったのですね。難しい問題。

 

ただ、もし竹中氏が吉本に勤務し続けていたとして…。

様々な問題を、根本解決する事は難しいとしても、「闇営業問題の初動対応を、上手に制御する事」は可能だったかも知れません。

 

まあ、騒ぎが起こってしまった以上、タラレバ話をしても仕方ないのですが。

 

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最後に。

 

当記事の筆者(makaran)は、吉本興業との直接的関係はゼロ。

新聞を読み・ネットを見て・入ってくる情報から状況を知るという、普通の人です。

一連の闇営業騒動に関し、ダイレクトに受ける損も得もありません。

 

が、この問題を見て、学ぶ事は出来ます。

日本では名の通った企業「吉本興業」が、なぜこんな大失敗をしたのか?

火消しに失敗したのは何故か?

もし自分が関係者だったらどうするか?

…他人事ではなく、自分の問題として考える事で、得るモノはあるでしょう。

 

「嘘つき芸人と、パワハラ会社は許せない!」という所で止まらず、学び・活かせる点があるのではないかと考え、一連の問題を整理する方が有益です。

冷静になって、ゆっくり考えてみるとしましょう。

 

 

-----------(記事了)-----------

 

 

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