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【犯罪被害を避ける話】 某コンビニ店長さん、良い仕事をする

特殊詐欺。未だに無くなりませんね。

ありもしない債権をデッチ上げ、振込みや電子マネー購入等の方法で、一般人から金銭を奪うという犯罪。

 

特殊詐欺は、一昔前で言う所の「オレオレ詐欺」です。

最近は「オレだけど、困ったことになってさ…」という誘い文句は減っている様子。それでも絶滅はしていないので、未だに引っかかる人がいるんだな…という複雑な気分になります。

 

最近は「オレオレ詐欺」ではなく、「架空請求」と表現する事が増えました。

公的機関みたいな名前の架空団体・若しくは公的機関そのものになりすまし、意味不明な使用料やキャンセル料の名目で金を騙し取る…という手口。

そういった詐欺の話は、アチコチで言われまくっていると思うのですが、それでも被害が出ています。

 

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他方、「被害を未然に防いだ」という話も、チラホラ出ています。

今月に入って、そんな「お手柄」を伝えるニュースが、またひとつ。

 

www.kobe-np.co.jp(2019/7/2)

 

兵庫県警朝来署はこのほど、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、コンビニエンスストアミニストップ和田山寺谷店」の村上志穂店長(42)に感謝状を贈った。

 

同署などによると、6月14日午後1時40分ごろ、

ウェブマネー3万円購入」

「キャンセル料」

などと記したメモを持った80代男性から電子マネーの購入方法を尋ねられた村上店長は、メモの内容や男性の焦る様子などから「詐欺の可能性がある」と伝え、男性を説得して同署に通報した

 

同署によると、男性のパソコンに1週間ほど前、アダルトサイトの退会手続きを装ったメッセージが届き、男性が電話すると、電子マネーの購入を男から指示されたという。

 

朝来市内では昨年、特殊詐欺の高額被害もあり、同店では普段から高額な電子マネーを購入する客には積極的に声を掛けていた。村上店長は「違ったら迷惑という不安もあったが、被害がなくて良かった。身近に起こると分かったので今後も気を付けたい」と話している。(竜門和諒)

https://www.kobe-np.co.jp/news/tajima/201907/0012479350.shtmlより。改行・朱入れ等は筆者によるもの)

 

コンビニの店長さん、お手柄でした。

電子マネーを扱う商店は、こういう「詐欺防止の接客スキル」を必須項目にし、何なら「詐欺防止スキルが無いと、電子マネーを扱えない仕組みにして欲しい」とさえ思う…そんな事例です。

 

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この男性も、「ウェブマネー3万円購入」「キャンセル料」と書かれたメモを持っていたから、助かった面はありますね。

よく分からないから、メモを取って犯人と話していたのでしょうが…怪我の功名。

 

そのメモを無視せず、声をかけた店長さんは、かなり立派です。

「もし詐欺では無かったら迷惑とは思うけど、気になる時には声をかける様にしていた」との事。

商売としては利益に直結しない行動で、場合によっては客に迷惑がられる行動であるのに、それでも声をかけ続けた店長さん。

こういう方を、もっと応援すべきです。社会的な応援は勿論、できれば金銭的にも。

 

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(イメージ画像 https://www.pakutaso.com/20130118008post-2299.html

 

 

ところで…

 

この男性には「特殊詐欺被害者に、ありがちな点」と言える要素が、いくつかあります。

その点について掘り下げれば、更なる被害防止へと繋がるかも知れません。

 

掘り下げる事は、この男性にとって「過去の失敗をホジくられる事」になるので…話題にされるのは嫌でしょうね。

しかし、反省する事は、前進する事。

本人さん自身の再被害防止にも繋がる話ですし、世間に「被害防止の事例」として紹介され、有益な情報として残る話でもあります。

本名は出ていませんし、特殊詐欺を減らす為、協力頂きたい所です。

 

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<注意点1>パソコンを所持した、80代男性

被害者になりかけた男性は、高齢者でパソコン所持者。

架空請求に引っかかった事や、ウェブマネーの購入に慣れてない所を見ると、恐らくはパソコンやネットの扱いに不慣れであった。その可能性が高い。

 

よく分からないモノには、出来るだけ手を出さない。手を出す事になっても「自分よりスキルが上の相談相手を確保する事」が重要です。

相談する事は、恥ではありません。「分からない」と口に出して言う事も、恥ではありません。知ろうとしない事が恥。

 

高齢になると、家族や友人との関係が希薄になる人が多い。

また、年齢から来るプライドが邪魔をして、分からないと言わず・相談しない事もあります。

被害防止の為には、そういった状況は好ましくありません。普段から、改善の努力を。

 

 

<注意点2>アダルトサイトの退会手続きを装ったメッセージが届き、そのメッセージに書いてある連絡先に電話

記事に明記されていませんが、文脈から判断するに…詐欺師が指定する連絡先を鵜呑みにして、電話してしまったのでしょう。

これ、最もやっては駄目。

 

パソコンを持っているのであれば、相手からの情報を鵜呑みにする前に、Google検索等で調べてみましょう。

自力で検索すれば、詐欺師の情報が上位に出てくる事も多い。引っかかる前に気付けます。

質の悪い詐欺師になると、「関係機関の名称や住所は本物だが、電話番号だけ偽というメッセージを送ってきます。よくよく注意して調べないと、引っかかります。

常に用心を。

 

 

<注意点3>焦っている

どんなに能力の高い人間でも、慌てると失敗します。

無事故無違反で通してきたドライバーでも、焦って事故る事は多い。それと同じです。

先ずは、落ち着く事が重要です。

 

ちゃんとした公的機関であれば、「初めての連絡が、いきなりの最終通告」とか、「最終期限まで、あと24時間」等という無茶は言いません。

突然の強い要求が来たら、鵜呑みにする前に疑いましょう。

 

詐欺師は、相手を焦らせ・冷静な判断力を奪う事に全力を傾けます。

手を変え品を変え、今までに無かった方法で詐欺を仕掛けてくる事は多いですが、「相手を慌てさせ、思考停止にする」という根本は同じ。

とにかく、慌てない事です。

 

 

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最も重要な点は、「自分は引っかからない」という慢心を捨てる事

 

年齢・性別・住所・職業・社会的地位…。そういうモノに関係なく、詐欺に引っかかる時は、誰でも引っかかります。

「自分も、被害に遭うかも知れない」と認識する事が、被害防止の第一歩。

 

もし特殊詐欺に引っかかれば、「詐欺に引っかかりやすい人のリスト」に入れられて、何度でも詐欺師が狙ってきます。

そうならない為に、他人事とは考えず、常に用心して下さい。

 

 

----------(記事了)----------

 

 

【参考書籍】

『老人喰い 高齢者を狙う詐欺の正体』

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