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[ホラーゲームの話] 「零」シリーズ特集(2)儚くも永久のワカレ

前回、「純和風ホラーの最高傑作」とされるゲーム『零』シリーズについて、記事を書かせて頂きました。

 

tenamaka26.hatenablog.com

 

上記記事では、「零シリーズの概要」に触れた所で終わっています。

今回は、零シリーズの中でも「最もバランスの取れた傑作」との評価がある、2005年発売の作品『零 刺青ノ聲』(しせいのコエ)について掘り下げていきます。

 

(提供:Wowma!)

なお、前回に続き、本記事はホラー要素が多め。苦手な方が記事を読まれる場合、その点を踏まえた上で、十分に注意して下さい。

 

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零シリーズは、多くの作品が発売されている事で知られています。

リメイクや外伝的作品等、実に様々なものがありますが…「本筋」と言える作品は、以下の5作品。

 

2001年『零~zero~』(別名:無印)

2003年『零 紅い蝶』(あかいチョウ)

2005年『零 刺青ノ聲』(しせいのコエ)

2008年『零 月蝕の仮面』(つきはみのカメン)

2014年『零 濡鴉ノ巫女』(ぬれガラスのみこ)

 

今回取り上げる『零 刺青ノ聲』(以下、『刺青ノ聲』と表記)は、本筋の3作目。プラットフォームはPS2

 

『刺青ノ聲』は、『零~zero~』と『零 紅い蝶』との繋がりがあります。

時系列的には、『零~zero~』→『零 紅い蝶』→『刺青ノ聲』の順番。前作に登場した主要キャラが、操作できるサブキャラとして出てくる事もあり。

 

3作品とも、プラットフォームはPS2。操作方法も同じであり、基本的設定「敵が幽霊」「武器は特殊なカメラ」「舞台は日本」等も同じ。

そして、ジットリとした、重い感じの恐怖も同じ。

 

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シリーズ第1作『零~zero~』は、登場そのもののインパクトが強かった作品。

それまでは『バイオハザード』に代表される「アクションホラー」「サバイバルホラー」が中心でしたが、『零~zero~』の登場で「和風ホラー」という新ジャンルを確立。世界に衝撃を与えました。

 

『零 紅い蝶』も、かなり人気の高い作品です。深いストーリーや、進化したゲームシステムが高評価を得て、零シリーズの人気を確固たるものとしました。

しかし、エンディングが賛否両論のハッキリ分かれるものであり、人によっては不満が残る結末でした。(なお、リメイク版ではエンディングが追加され、不満は解消された模様)

 

そして、『刺青ノ聲』です。

前2作に比べて、「戦闘の難易度が上がった」とか「マップが複雑になった」との評価もありますが、「エンディングが泣ける」との声が非常に多い。

ホラー作品のエンディングで感動し、涙が出るという事は…あまり聞きません。

 

また、前2作に比べて、「ジットリした恐怖が増した」との声も。これは、従来の恐怖要素に加えて、「夢と現実の境が、次第に曖昧になっていく」という新たな恐怖が追加された為なのですが…。

詳細は後述します。

 

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『刺青ノ聲』の冒頭を簡単に述べると、以下の様なものになります。

 

 

▼物語の舞台は、1990年頃の日本。携帯電話が普及する前の時代。

 

▼主人公の名は「黒澤怜(くろさわ・れい)」という20代女性。職業は写真家。

▼怜にはトラウマがあった。それは「自分の運転する車で事故を起こし、同乗していた婚約者を死なせてしまった」という、拭えない記憶から来るもの。

▼「自分の運転で事故が起きたのに、自分だけが助かった」という自責の念と罪悪感。それらを忘れる為に、ひたすら仕事に没頭する怜。

 

▼ある日の事。怜に仕事の依頼が来た。内容は「幽霊が出るとの噂がある、古い屋敷を撮影して欲しい」というもの。

▼依頼を受けた怜は、助手と共に問題の屋敷に赴く。確かに古い屋敷だが、幽霊らしきものは何も出なかった。

▼「そろそろ帰りましょうか。荷物を片付けておきますね」と、助手が怜に声をかける。「そうね。もう少し写真を撮ったら引き上げるから、先に出ていて」と返事をする怜。

 

▼助手が外へ出て、一人になった怜。屋敷の奥を撮影する為にカメラを構え、シャッターを切った。と、そこには死んだはずの婚約者が立っていた。「え?…嘘でしょ…」と驚く怜。

▼婚約者は、ゆっくりと屋敷の奥へ歩いていく。その姿を追いかける怜。この時から、怜の周囲に奇妙な出来事が起こり始めるのだが…。

 

 

…こんな感じです。

いかにも「和風ホラー」という感じの開幕。ゾクゾクしますね…。

 

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『刺青ノ聲』の主な舞台は、「眠っている間の、夢の世界」です。

夢の世界に存在する幽霊屋敷(日本家屋)を中心に、物語が進んでいきます。

 

その屋敷は、様々な魂が集まる場所。遠い昔に死んでしまった魂もいれば、まだ生きている人間の魂も迷い込んできます。その中には、漂っているだけの浮遊霊もいれば、襲い掛かってくる怨霊もいます。

それらを、特殊なカメラ「射影機(しゃえいき)」を駆使して退け、次々と発生する謎を解いていく…というのが、『刺青ノ聲』の主軸。

 

主な舞台は「夢の世界」ですが、ずっと寝ているわけではありません。ストーリーの進行具合により、目覚めた後・昼間の世界でも行動する事になります。

 

幽霊は、夢の世界の住人。起きている間・昼間の世界には出てきません。その為、眠らなければ、怖い思いをしなくて済みます。

但し、それは「物語の初期段階」のみ。

話が進むにつれ、だんだん夢と現実の境が曖昧になってきます。

 

起きている間には出てこなかったハズの幽霊が、

少しずつ昼間にも出現してきて、

「安全地帯が、だんだん減っていく」という恐怖が増加。

ジワジワと、油断のできない時間が、長くなっていく。

 

夢の世界にある屋敷は、古い日本家屋です。

現実世界の舞台は、現代的な・普通の日本家屋。

どこにでもある家に、「この世にはいないハズの者」が、少しずつ滲み出るように顔を出す…他人事と思えず、それがまた怖い。

『刺青ノ聲』は、そんな「和風ホラー」のテイストが強烈な作品です。

 

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この様に、「The・ジャパニーズホラー」と表現できる『刺青ノ聲』ですが…。

記事の前半でも述べましたが、ただ怖いだけの作品ではありません。エンディングが感動的で、泣けるのです。

 

『刺青ノ聲』は、「死んだはずの婚約者に会えるかも」という所から始まっています。その為、行く先々で婚約者の姿を見かけます。

 

「もう会えない」と思っていた婚約者。

その彼が、手の届く所にいる。

話したい。謝りたい。許して欲しい。

 

主人公・黒澤怜の複雑な思いは、婚約者に届きそうで届かない。

襲い掛かってくる怨霊への恐怖と、婚約者への儚い想い。二つの異なる感情が、作品を深みのあるものにしています。

 

ホラー好きの方で、「怖がるだけ」という話に飽きた方には、特にオススメの作品。それが『刺青ノ聲』。

「ホラーはちょっと苦手だけど、感動モノは好き」という方も、興味が湧けばオススメしたい作品。それが『刺青ノ聲』。

この機会に、是非プレイしてみて下さい。

 

 

-----------(記事了)-----------

 

 

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