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ツイッターが、「逃走ツール」になる日

本日早朝、驚愕の事件が発生。

大阪府吹田市の交番にて、警察官が刃物で刺され、拳銃を奪われるという事態に。

 

被害に遭った警察官の方ですが、傷は深いものの命は助かったとの事。

しかし、意識不明の重体という報道もあり。早い回復を祈ります。

 

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この記事を書いているのは、2019年6月16日・午後11時です。事件発生から、約17時間が経過。現在までに、犯人確保という話は報じられていません。

しかし、次々に情報が追加されており、犯人確保へと少しずつ近付いている感はあります。

 www.yomiuri.co.jp(2019/6/16)

 

www.j-cast.com(2019/6/16)

 

上記リンク先記事等から、警察発表の内容を抜粋すると…

 

 

(1)犯人と思しき人物は、年齢30代の男性。身長は170~180センチ。眼鏡と帽子を身に着け、黒系(若しくは深緑系)の上着を着用。

(2)この人物、警官から奪った拳銃を所持している可能性アリ。銃には、実弾が入っている。

(3)犯人は、事前に計画を練っていた感あり。突発的犯行では無さそう。

(4)被害に遭った警察官は、交番勤務。当直勤務中で、他の警察官2人と交番にいたのだが、交番に「空き巣被害を訴える電話」がかかってきた。警察官2人が現場に向かい、被害者の警官は鑑識手配等の準備の為、交番に残った。そこを襲われた。

(5)一方、空き巣被害を訴えた家に行ったところ、住民は「そんな電話はしていない」と否定。どうやら、警官の人数を減らす為に、犯人が嘘の電話を交番にかけたと思われる。

 

 

事件発生から時間が経過しています。

犯人が、引き続き現場周辺に留まっているという保証はありません。

現場から離れた地域であっても、油断は禁物です。

 

現在、警察が犯人の行方を追っていますが、まだ確保されていない模様。近隣住民の方は、まず「不要不急の外出を控え、戸締りを厳重にし、身の安全を確保する事」を重要視して下さい。

また、不審な人物を見つけたら、110番へ通報して下さい。

 

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さて…。

犯人を追うのは、警察の仕事。我々一般人は、別の事を考えましょう。

 

一体何を考えるのか?

それは、「こういう非常事態に発生し易い、デマについて」です。

 

「真偽不明の情報が、ツイッター等のSNSで拡散される」という状況。

今回の事件でも、案の定、デマと思しきツイートが散見されました。

その多くが、「犯人は、今どこにいるか?」というもの。

 

筆者が見た限りでは、

「○○公園に、犯人がいるらしい」

「△△緑地で、血まみれの男が目撃された」

「犯人のせいで、□□駅が封鎖された」

といった類のツイートが多かった。しかも、RT(リツイート)も多くなされ、広く拡散されていました。

しかし、現在までに「上記の事実があった」との報道や発表は、ありません。

 

f:id:tenamaka26:20190616232131j:plain

(イメージ画像 http://www.ashinari.com/2010/05/31-337196.php

 

こういったツイートの元ネタや発信源は不明です。が、デマの発生経路は「事実に乗っかって、尾ひれがつく」というものが最も多い…と考えます。

今回は、警官が多数出動し、アチコチで捜査を行っていました。それは間違いありません。

しかし、「警官が出向く=犯人が囲まれている」と決まったワケではありません。そこを勘違いして、「警官が大勢いるから、犯人もいるの?」と思い、ツイートした人が多数いた模様。

 

そのツイートの中で、

たまたまRTされたものがあり、

それが多くのユーザーの目にとまって、

RTを追加する人が増え、

雪ダルマ式・加速度的にRT数が増え

更に多くの人の目に触れ…というルートで広がったと考えられます。

 

「どの報道機関が発表したのか?」という点に少しでも気を揉めば、RTを躊躇うチャンスもあったハズ。

RT数が、信頼度をそのまま示しているとは限りません。立ち止まって考える事が必要。

情報を鵜呑みにする前に、5分程度の時間をかけて裏取りをやっても、その情報が劣化するわけではありません。

 

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危惧するのは、「デマが捜査の妨害になるのでは?」という点です。

 

警察も、ツイートを鵜呑みにするわけでは無いと思います。が、デマツイートを鵜呑みにした一般市民から通報があった場合、行かざるを得ない状況になる事はあります。

情報源が「誰が言い始めたかも分からないツイート」なので、信頼性は低い事が多い。しかし、通報が来た以上は、放置できません。

そうやって、警察のマンパワーが拡散していきます。

この状況は、犯人の逃走を手助けする事にもなりかねません。

 

ツイッターデマの仕組みを理解している犯人ならば、デマを広める事も不可能では無い。

デマを広げれば、捜査を撹乱する事に繋がるかも知れません。そうなれば、犯人の思惑通り。時間を稼いで、遠くに逃げ易くなります。

ツイッターユーザーにはその気が無くても、結果として犯人を手助けする事になりかねない。それがデマツイートの怖い部分です。

 

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ツイッターを、「犯人の逃走を手助けするツール」として使わない為には、用心が必要です。

安易にツイート・RTする前に、「元ネタは何か」を考えましょう。

 

可能であれば、元ネタを添付する事が望ましい。

報道機関からの情報であれば、ほぼ100%、ページのアドレスが存在するハズです。そのアドレスをコピペするだけで、デマかどうかを判別し易くなります。

ひと手間加えるだけで、大きく違いますよ。