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ホラー漫画の傑作!…だと思ってもいいですよね?(3)「強いぞ! 明さん!」

人間vs吸血鬼の戦いを描いたバトルホラー漫画『彼岸島』。その紹介記事、第3弾です。

前回記事は以下。

 

tenamaka26.hatenablog.com

 

 

前回は、彼岸島を読んだ事のある中級者の方に向けて、「彼岸島のツッコミどころ」を紹介しました。

今回も、前回と同じく「彼岸島を読んだ事のある、中級者向けの記事」なのですが、コミックスの最新巻にまで話が及びます。今後の展開についての考察も含みます。その為、人によってはネタバレになってしまうかも知れません。

「最近、彼岸島を読んでいないな~」という方は、その点をご理解頂いた上で、当記事をお楽しみ下さいませ。

 

なお、彼岸島シリーズは、時系列順に

・『彼岸島』全33巻

・『彼岸島 最後の47日間』全16巻

・『彼岸島 48日後…』最新18巻(2019年1月発売)。現在も連載中

この様なラインナップになっております。

 

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今回注目するのは、主人公の「宮本明(みやもと あきら)」さん。

彼岸島シリーズの最強キャラとの呼び声が高い、ガチの武闘派です。

その強さについて突っ込んだ後、今後の展開について考えていきます。

 

先ずは、明さんの戦闘力がどう変わっていったのか、その変遷から。

 

 

(1)初登場~戦闘訓練を受ける前の明さん

(『彼岸島』1~8巻)

年齢:高校卒業前後なので、恐らく18歳。

特徴:想像力が豊か…というより、強い妄想癖あり(好きな女の裸体を想像すると、幻覚が見えるレベル)。その強すぎる想像力が、「高い精度で未来を読む力」として発現する場合あり。

戦闘能力:あまり高くないが、丸太を振り回す程度の力はある。なお、実家は青果店で、武道や戦闘とは無縁。

 

 

(2)戦闘訓練後~彼岸島を出る直前の明さん

(『彼岸島』8~33巻、『彼岸島 最後の47日間』1~16巻)

年齢:推定で、19~20歳。

特徴:彼岸島にて「吸血鬼抵抗組織のボス」に師事し、8ヶ月間の訓練・多数の実戦を経て、驚異の戦闘能力を身に着けた。

攻撃力:異常。人間の数倍程度のパワーがある吸血鬼を、一撃で真っ二つにするレベル。「刀で大木を切り倒す」「刀で数メートル以上の岩塊を切断」という芸当も朝飯前。水中で鉄格子を切断したり、鎖を振り回して竜巻を起こす事も可能。他方、「寄って来る蚊を、一匹ずつ斬る」という細かい仕事もこなす。得意武器は日本刀。次いで丸太。

身体能力:異常。飛んでくる矢を避けたり・掴んだり程度は朝飯前。

持久力:異常。一度の戦闘で、数十~数百人の吸血鬼集団と戦う事が日常茶飯事で、勝率は9割以上と思われる。(唯一、吸血鬼のボスである「雅(みやび)」を倒しそこなっているので、勝率10割とは言えない)

耐久・回復力:異常。「10tトラックに正面衝突した衝撃よりも酷いダメージ」を負ったとしても、数秒~数分間の活動停止で済む。

 

(著:松本光司 講談社


(3)彼岸島を出た後~最新の明さん

(『彼岸島 48日後…』1~最新18巻)

年齢:推定で、20代前半。

攻撃力:超異常。片腕を切断された為、仕込み刀の入った義手を付けている。この刀の切れ味が驚異的で、体長100mクラスの巨大邪鬼を簡単に切断する。

精神力:超異常。目的達成の為なら、恩人の首でもハネる。拷問も厭わない。

身体能力:超異常。片手で・大柄の成人を・十数mくらい投げ飛ばせるパワーがある。

耐久・回復力:超異常。通天閣から大阪城まで(直線距離で約5km)投げ飛ばされても、ほぼ無傷。

 

(著:松本光司 講談社

 

最新巻の明さんは、控えめに言って、かめはめ波舞空術を使わないトランクス」くらいの戦闘力があると思われます。恐ろしい…。

(トランクスは、『ドラゴンボール』の有名キャラ。戦闘民族サイヤ人の血を引く、強力な戦士)

 

(著:鳥山明 集英社

 

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…という突っ込みはこの辺りにして、ここからは考察パートです。

以下、最新刊の内容に触れる部分があります。「まだ読んでないから、ネタバレは嫌だ」という方でなければ、引き続きお楽しみくださいませ。

 

 

 

さて、明さんがここまで強いのは、一体どうしてなのでしょう?

「主人公だから」という身も蓋もない理由はナシにして、考察してみます。

実は…ここ最近の展開の中に、「明さんが異様に強いのは、これが理由では?」というヒントが出てきた様子なのです。

 

(ヒント1)新キャラ「鮫島兄弟」の存在

彼岸島 48日後…』の第7巻から、鮫島(さめじま)というキャラが出てきます。兄と弟の二人で、どちらも高い戦闘能力を持ちます。この戦闘力を持った理由は、「吸血鬼の力を得たから」という事が明らかになっています。

吸血鬼は、元は皆が人間。吸血鬼ウィルスに感染する事で、人間から吸血鬼へと変わります。感染経路は、主に2つ。

 

ひとつは「吸血鬼の血を、体内に取り込んでしまった場合」です。皮膚に付着する程度なら大丈夫ですが、飲んだり・傷口や目に入ったりすると、少量でもアウト。

もうひとつは「媒介用に作られた蚊に刺された場合」です。この蚊は、吸血鬼ウィルスを広める為に、彼岸島で品種改良された生物兵器です。これが元で、そこらじゅうに吸血鬼が発生し、日本は酷いことになってしまいました。(「この蚊は、冬を越せない」という話が出ていますので、最新18巻では絶滅していると思われます)

鮫島兄弟は、後者の「蚊に刺されて吸血鬼化した」という設定。

 

ところが、鮫島兄弟は「吸血鬼の力を得たけれども、完全な吸血鬼にはならなかった」というキャラ。身長が3mくらいになったり、見た目が不気味になったりという変化はありますが、人間の血を吸う必要はありません。

こうなる原因は、今の所不明。「極めて稀なケース」であり、「各人の体質による」としか言えない状況。

 

 

(ヒント2)混血種・アマルガム

彼岸島』シリーズでは、随所に強敵が出現します。その中にアマルガムという存在がいて、明さんを苦しめます。

この「アマルガム」は、吸血鬼の一種。「吸血鬼の体内に、別の吸血鬼の血液を取り込む事で生まれる」という特殊な種。

吸血鬼同士の血を混ぜると、90%以上の確率で破裂死してしまうのですが、稀に生き残る者が存在し、特殊能力を持った「最上位の吸血鬼」になります。

特殊能力の内容は様々。普通の吸血鬼に比べ、数十~数百倍の腕力を備える個体もあり。特殊な幻覚ガスを吐き出す個体もあり。

 

 

この2つのヒントから、とある結論を導く事が可能です。

 

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明さんが、異様に強い理由。

それは「既にアマルガムと化している」というもの。

その根拠を列挙すると…

 

・吸血鬼は、血液による接触感染で広がる。吸血鬼と戦いまくって返り血を浴びる機会の多かった明さんは、感染済みでも全く不思議じゃない。

・「体質によって、吸血鬼のパワーだけを身に付ける事が可能」という鮫島兄弟の存在。明さんの場合、腕力や回復力が吸血鬼を遥かに超えるレベルなので、アマルガムであっても不自然ではない。

アマルガムじゃないと扱えなかった超重量級の武器を、明さんは使いこなしていた。

・劇中で、強敵「邪鬼」を、複数ではなく単騎で倒したのは、三者だけ。別の邪鬼・アマルガム・明さん。(明さんの師匠や、敵ボスの雅も、アマルガム要素あり)

 

…この様なものになります。

 

 

先程、「明さんは、かめはめ波舞空術を使わないトランクス」と書きましたが…。

トランクスは、戦闘民族サイヤ人の末裔。人間ではありません。

明さんも、同じ様な背景を持っているから強い…?

 

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まあ、真の結論は「作者の松本先生の考え一つ」です。

先生が「これが結論」だと言えば、それで決まり。全ては先生次第。

人気のある作品は、話数が増えていくに従って、設定が変わる事があります。「サイヤ人の尻尾」みたいに。

 

さて、これからの『彼岸島』は、どうなっていくのでしょうか?

まだまだ終わる気配がありません。

新たな強敵のニオイが出て来ましたし…。

 

 

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