makaran宝箱

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問題:「車の運転中、信号の無い横断歩道で、道路を横断しそうな人が立っていたら、危ないのでサッサと通過する」○か×か?

私、散歩が好きです。

普段は車で通る場所でも、ゆっくり歩けば見えるものが違います。

「こんな所に、こんな店があったのか!」という発見が往々にしてあり。

又、健康の為にも、できるだけ歩くようにしています。

 

そういった理由で、晴れの日には徒歩で外出する事が多い、そんな私。

街中を歩いていると、いつも思います。

「横断歩道を渡ろうと思い、しばらく待っていても、なかなか車の流れが止まらない」

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(画像はイメージです)

 

「信号機のある横断歩道」に関しては、勿論停車してくれます。

(信号無視になるし、高確率で大事故に繋がるから)

 

問題は、「信号機の無い横断歩道」です。

大通りには、ほぼ存在しない横断歩道でしょう。しかし、細い道・住宅街・田舎の道などでは、しばしば見かける横断歩道。

私の散歩コースにも、そういう横断歩道が何箇所か存在します。

 

そんな場所を通る度に、「危ないなあ」と思います。

ガンガン走っている車。なかなか渡れない歩行者。

なかなか車が停まらないので、隙を狙って急ぎ渡ろうとする歩行者も多数。たまに危なっかしい場面もあり、ヒヤヒヤする事も。

 

幸い、私の周囲の横断歩道では、まだ事故は起きていませんが…。

 

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その「信号機の無い横断歩道」に関して、「乗り物ニュース」が記事を出していました。

 

trafficnews.jp (2019.03.06 乗りものニュース)

 

「歩行者が、信号機の無い横断歩道を渡ろうとすれば、車が停まってくれる」という、歩行者に優しい自治体(都道府県)の調査・ランキングが発表されたとのこと。

 

1位は「長野」。約6割の車が停まってくれるそうです。全国的に見ても、かなり突出した値。

 

全国平均では、停まる車の割合は約9%。10台に1台程度しか停まらない事になります。

とはいっても、道路の状況もあるでしょうし…。この数字だけを見て「日本のドライバーの9割は、歩行者に不親切」という結論に飛ぶのは、如何なものかと。

なお、全国平均を上回っている自治体は、18箇所。「6割の自治体が平均値以下」という結果に。

 

ワーストは…。

書くのはイヤラシイ感がありますが、上記記事にも書いてあるので、どの道分かる話ですね。

最下位は「栃木」です。僅差で最下位。

県警が、懸命に啓発活動を行っている様子。

(栃木県警HP「止まっていますか? 横断歩道」http://www.pref.tochigi.lg.jp/keisatu/first-level/stop_crosswalk.pdf

 

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ところで…。

「信号機の無い横断歩道で、渡る為に待っている歩行者を見ても、無視して車を停めない」という行為は、道路交通法違反です。

道路交通法、38条に規定があります。以下に引用します。(なお、強調朱などは筆者の手によるもの。以下同。)

第三十八条 車両等は、横断歩道又は自転車横断帯(以下この条において「横断歩道等」という。)に接近する場合には、当該横断歩道等を通過する際に当該横断歩道等によりその進路の前方を横断しようとする歩行者又は自転車(以下この条において「歩行者等」という。)がないことが明らかな場合を除き、当該横断歩道等の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止することができるような速度で進行しなければならない。この場合において、横断歩道等によりその進路の前方を横断し、又は横断しようとする歩行者等があるときは、当該横断歩道等の直前で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければならない。

http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=335AC0000000105_20180401_429AC0000000052&openerCode=1#253

 

 

これに違反すれば、罰則もあります。同じく道交法・119条より抜粋。

第百十九条 次の各号のいずれかに該当する者は、三月以下の懲役又は五万円以下の罰金に処する。


二 第三十条(追越しを禁止する場所)、第三十三条(踏切の通過)第一項若しくは第二項、第三十八条(横断歩道等における歩行者等の優先)、第四十二条(徐行すべき場所)又は第四十三条(指定場所における一時停止)の規定の違反となるような行為をした者

 

なお、違反点数発生・反則金徴収もあります。

点数は2点。反則金は車種によって違いますが、普通車で9000円。

詳しくは、先述の「栃木県警啓発ページ」にも明記されています。

(栃木県警HP「止まっていますか? 横断歩道」http://www.pref.tochigi.lg.jp/keisatu/first-level/stop_crosswalk.pdf

 

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「いや、そんなこと言われても、捕まった事ないよ」と仰る方。

確かに、信号の無い横断歩道の全てを、警察が24時間監視しているわけでも無いでしょうから、「100%・絶対に捕まる」とは断言できないのかも知れません。

しかし、取り締まりは行われています。

 

www.asahi.com2018年11月11日、朝日新聞)

「ピッピッピッピッ」。北九州市戸畑区内の国道199号。9月のある朝、信号機がない横断歩道で福岡県警が取り締まりをした。警察官は歩行者が横断する際に笛を吹き、棒で車に一時停止を促す。大半の車は停止したが、無視して通り過ぎる車もあった。

 

取り締まりは通勤時間帯の午前7時から1時間半。この間にドライバー13人に対して、道路交通法違反(横断歩行者妨害)の疑いで青切符(違反点数2点、反則金は普通車で9千円)が切られた。歩行者が横断歩道を渡ろうとしていたにもかかわらず一時停止しなかったためだ。

 

上記記事は、九州の話です。しかし、同じ様な取り締まりは、あちこちで行われています。栃木県なども同様です。

 

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最近は、交通取り締まりの幅が広がってきた感があります。

「ちょっと厳しいんじゃない?」と思う方もいらっしゃるでしょう。

 

ただ、運転免許を取得する際、皆さん「学科試験」をパスしたハズなんですよね…。

その為、「ちゃんと勉強したでしょう。知らないでは通りません」と詰め寄られると、何も言い返せません。

 

この機会に、自分の運転マナーをチェックしてみては如何でしょうか?