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ボス選びは、他人事じゃない

厚生労働省の不正統計問題。

国会審議でも頻繁に出るし、マスコミも採り上げるし、かなりの騒ぎになっています。

 

www.sankeibiz.jp

 

 

そりゃあ騒ぎにもなります。

「様々な計算の基礎」になるハズの数値が、長年誤魔化されてきたんですから。

雇用保険や賃金データなどにズレが生じ、大問題に。

 

この不正の影響で「貰えるハズのお金が貰えなかった」等、直接的な悪影響を受けた国民は、延べ2000万人以上。

問題の調査と修正、追加支給にかかるコストは百億円単位。その費用は税金から。

 

…そりゃあ、怒りますわね。普通の人は。

「政府の言ってる事、嘘ばっかりなのでは?」と疑いたくもなります。

 

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こういう問題が出た時、必ず出てくるのが「責任をどう取るのか?」という話。

週刊ダイヤモンド」の計算によれば、「厚労省職員全員が、ボーナスを1回諦めれば捻出できる」そうで。

 

diamond.jp

 

う~ん。どうなんでしょう。

計算上は、そういう解決策があるんでしょうけど、実際に払わせるとなれば、なかなか難しい。

統計不正に、直接関わってない人の方が多いと思いますので。

 

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この不正統計に限らず、税金が絡む事案で「何でそんなことやったの?」と怒られる不正・失敗話は、アチコチにあります。

 

問題発覚後、主に野党勢力が「厳しい責任追及」をするわけですが、追及側は「相手のボスの首を切ることしか頭に無い」という状況に思えます。

対する与党側は、「何とかのらりくらり流して、ウヤムヤにする事しか頭に無い」と見受けられます。

 

 

私が思うに、与野党双方の姿勢は、問題の解決に繋がるとは思えません。

問題発覚直後、組織のトップが辞めたとしても、また同じ問題が起こるでしょう。

 

同じ問題を起こさない為には、たった3つ・シンプルな行動を取るだけで済む…と、私は考えます。

 

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解決への行動、その1。

「やらかした者に事情聴取し、徹底的にペナルティを受けさせること」

 

そもそも、なぜそうなったのか。今迄バレなかったのは何故か。背景を調査し、問題の根本を明らかにする必要があります。

 

その際、「問題を告発した人は、保護されるべき」でしょう。

 

告発者が不正に関わったとしても、問題を白日の元に晒した功績があります。ペナルティを全部チャラに出来ませんが、軽減は必要だと考えます。

もし軽減しないと、「告発しても酷い目に遭うんだったら、黙っていた方が得」となり、隠蔽体質を加速させます。

 

少なくとも、マスコミや世論は、告発者を叩かない様にするべき。最も悪いのは、「不正を始めた奴」と「最後まで黙ってた奴」です。

 

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解決への行動、その2。

「徹底した再発防止策を取ること」

 

不正の事情が分かっても、「次からはちゃんとしろ」の一言で済ませては駄目。状況がそのままでは、同じ不正が出ます。

やらかした人々や、他関係者から事情を聞いた後、徹底的に「不正が通る穴」「似た様な問題が起こりそうな抜け道」を塞く必要があります。

「物理的・制度的に、不正はできない」というレベルにまで至れば、再発可能性は激減するでしょう。

 

その為にどうしても必要な事は、「記録を残すこと」です。

「何があったか、全て記録に残っており、後で検証すればバレる」となれば、そもそも不正を働く気が出ません。

また、記録をとっておけば、再発防止策を作る時の資料にできます。

今は、電子データ化する事で、沢山の資料を省スペースで保管する事が可能です。

 

加えて、「黒塗りは禁止」というルールも強化しないといけませんね。

「都合の悪い所は隠す」では、問題を再発させろと言ってる様なもの。

現場の判断で黒塗りにするのではなく、法律で前もって決めるべきです。「その他、担当者が適当と認める時に、黒塗りOK」なんて曖昧な条文は抜きで。

 

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最後に。

 

問題再発防止に関して、最も大事な事は、「イイカゲンな政治家を選ばないこと」でしょう。

 

結局は、選挙が大事。

「各省庁・行政機関のボスになるかも知れない人」を選ぶ行為なのですから。

 

私たち有権者が、政治の仕組みをしっかり勉強し、政党や政治家の思想信条・発言・成果をチェックして、自分の判断で投票する必要があります。

「しっかりした支援団体を持つ政治家」だけが常勝する選挙では、同じ問題の繰り返し。

 

自分の一票に責任を持つ事が、数十年後の「責任を取る行政組織」へと繋がります。

時間はかかりますが、最も強力な方法です。

 

しっかりした不正防止システムは、私たちの子孫への貴重な贈り物になるでしょう。

 

 

【参考書籍】『生!池上彰×山里亮太 深読みニュース道場』

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