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【WELQ(ウェルク)騒動の話】その3 記事製作現場が…カオス

WELQ騒動の記憶を語るコラムの、3回目になります。

前回までの内容を簡単にまとめると、

  1. 大企業「DeNA」が運営する医療情報サイトに、「WELQ(ウェルク)」というものがあった。
  2. Google検索の上位に出る為の対策(SEO)を徹底追究した結果、見事成功する。
  3. しかし、記事内容がデタラメ過ぎて、各方面から激しいツッコミや抗議を受け、ネット史に残る大炎上事件になった。
  4. WELQは、自称「医療情報サイト」。しかし、実際は主張の根拠が曖昧過ぎる記事ばかり。酷いのになると、「肩こりの原因は、幽霊」という記事もあった。

こんな感じでしたね。

『家庭の医学』という本を買ったつもりだけど、中身は『超常現象の世界』だった…という、奇妙な光景を見た気がします。

 

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では、話の続きを。

今回は「こんなデタラメを書く執筆陣は、どういう人々で、どういう環境だったのか?」という点に注目します。

 

 

記事を書いているのは、勿論「人(ヒト。人間)」です。AI(人工知能)ではありません。

しかし、その道の専門家でもありません。むしろ、専門家の影が有るんだか無いんだか、全く分からない状況。

それどころか、顔を見た事も無い相手に依頼する事も多かった様子。

 

主に使われた手法は、クラウドソーシング」です。

 

ここでいう「クラウドソーシング」とは、ネット上で「こんな記事を書いてください。1記事につき200円のギャラを払います」みたいな求人を出し、ネット上で原稿のヤリトリをする形態です。

簡単に言えば「ネットで外注業者を募集すること」。

クラウドソーシング自体は、違法でも何でもありません。普通に仕事を頼んで、それを受けた人がいて…という、日常によくある風景。それがネット上で行われているだけです。

 

しかし、WELQの場合、「医療という高度なテーマで記事を募集したのに、記事内容の審査体制が穴だらけで、チェック機能が働いてなかった」という点が非常にマズかった。

重視するのは、正確性よりも「いかにして検索上位に出るか(SEO)」「ひたすら記事を量産するには、どうするか」などなど、そればっかり。

 

その為、クラウドソーシングで執筆する条件に「医師免許を持っていること」といったものは…言わずもがな。SEOや量産とは直結しませんしね。

むしろ、正確性を追い求めると、専門性が強過ぎる文章になってしまい、検索上位に出なくなる可能性の方が強くなります。

 

検索上位に出て目立ち、記事の数を稼ぐ。こうする事で閲覧数が増えます。閲覧数が増えると、WELQの広告表示スペースを高値で販売できます。それが最終目的。

儲け・利潤を求めるのが企業の宿命ですが、デタラメを拡散しては駄目。「高度・正確・読者の求める情報を多数掲載した結果、閲覧数が伸びた」とは、正反対です。

 

 

さて、本日はここまで。

次回は「炎上後、DeNAはどう対応したか」について。

www.makaranbox.com

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

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